第2回に登場するのは江頭璃梨(スポ3=宮崎・小林)と中野雛菜(スポ3=神奈川・東海大相模)の女子部3年生の2人。昨シー…

 

 第2回に登場するのは江頭璃梨(スポ3=宮崎・小林)と中野雛菜(スポ3=神奈川・東海大相模)の女子部3年生の2人。昨シーズンからチームの中心として活躍してきた2人の今の思いを語ってもらった。

※この取材は6月16日に行われたものです。

お互いの紹介


話をする江頭

――最初に他己紹介からお願いします

江頭 中野雛菜さんです。スポ科の3年生です。身長は181センチくらいあって、女バスの中で1番身長が高い子です。ポジションはセンターをやってます。性格は、1番誕生日も早いし、1番身長が高いけど、1番赤ちゃんみたいな行動をしていて、同級生だけじゃなくチームのみんなから『ビックベイビー』って呼ばれているし、男バスからもそうやっていじられたりしているくらい、ほわほわしているというか、「みんながいないと生きていけない」みたいなタイプの人です。だけど、意外と1人になったら自立して、なんでもできるっていうのを知ってます、私は(笑)。やればできる子っていうのを。最近バイトも始めて、週2、3回くらいで朝から頑張っていて、成長しているなって感じます(笑)。

中野 江頭璃梨さんです。同じくスポ科の3年生です。教職の授業とか一緒に取っているので、一緒に受けたりします。りーたん(江頭)は…。あ、りーたんって呼んでいるんですけど…(笑)。りーたんはおもしろくて、とにかく可愛くて、なんでもできる感じの子なんですけど…。

江頭 思ってないでしょ(笑)。

中野 本当に思ってる!4年生がいないときとかに、りーたんはいつもチームをまとめるようなことをしてくれたりとか、引っ張っていってくれるので、すごく頼っちゃってます。頼れる子です。ポジションはフォワードで、ドライブがめっちゃ鋭くて、ミスマッチだったらどんどん中に攻めてくれて、プレーでも引っ張ってくれます。本当にかっこいいです。あとは、雛菜と違って割と1人行動が好きです。1人行動というか、自由に生きてる。だけど、みんな璃梨だからなんとも思っていないというか。ちゃんと自分の世界があります。荷物置き場とかでも1人でポツンと居るんですけど、最近はこっちに来てくれて、話す時間が増えて雛菜は嬉しいです(笑)。

江頭 そう言ってもらえて嬉しい(笑)。まだあるの?

中野 まだ全然出てくる!後輩ともめっちゃ仲良いです。花(市浦花、教2=東京・早実)とか。じゃあこのくらいで(笑)。

――オフシーズンはどのように過ごしましたか

江頭 自分たちは今年成人式の年で、コロナもだいぶ収まったので、成人式や同窓会が例年通りにできました。自分は高校のときから地元から出ていたので、中学校、小学校ぶりに会う人たちが多くて、めっちゃ楽しかったです。お酒を飲んだり、周りの人のいろんな話も聞いて、「大人になったんだなぁ」と実感しました。

中野 私も成人式に行きましたが、割と地元が近いので、いつも通りのメンバーで集まって行きました。それも楽しかったんですけど、それよりもオフシーズンは、江村さん(優有、スポ3=愛知・桜花学園)と2人でディズ二ーに行ったのが1番楽しかったです。今回はランドに行って、去年はシーに行きました。お願いして実家から早く帰ってきてもらって、ディズニーに行きました(笑)。

――中野選手と江村選手はかなり仲が良いということですか

中野 はい!

江頭 一方的な愛ですね。

中野 一方的じゃないです(笑)。

江頭 一方通行です(笑)。

中野 なんだかんだエム(江村)も雛菜のことが好きです。

江頭 自分で言うな(笑)。

中野 ツン8割のデレ2割なんですけど、デレ2割がやばいです。可愛い。

関東大学女子選手権(トーナメント)の振り返り


話をする中野

――トーナメントを振り返っていかがですか

江頭 今回は8位で終わっちゃって、大会を通して1つのチームにまとまり切らずに、最後まで試合をして、負けてしまったなという印象が強いです。『早稲田らしさ』というのを、プレー面でもそれ以外の部分でも、もう少し出し切れたら勝てたかなと感じました。(反省点は)戦略的な部分もあると思うし、それ以外にもチームの土台となる目標をちゃんと定めるべきだったし、1人1人のコミュニケーションも大事だなと思いました。逆にトーナメントでこの結果になって良かったというふうに捉えて、リーグ(関東大学女子リーグ戦)やインカレ(全日本大学選手権)に向けて、1回チームを壊してでも、新しく積み替えられるようにみんなで努力していきたいと思いました。

中野 ほとんど同じです。本当にまとまりはなかった。

――今シーズン最初の大会ということで時間が足りなかったですか

江頭 スプリングキャンプは意外と良い感じかなと個人的には感じていたんですけど、スプリングキャンプ終わってからトーナメントまでの期間でなあなあな練習が続いてしまって、その詰めが甘い部分が全部試合に出てしまいました。それでみんなが違う方向を向いてしまって、チームじゃないまま試合も負けて、という感じでした。

――トーナメントで得られた収穫や良かった部分は

江頭 1つ言うなら、チームが1つにまとまってない状態で負けた、ということが1番チームにとっては収穫だったのかなと思います。逆にそこでベスト4とかそれ以上に入っていたりとか、接戦で勝っていたら、「勝てたからいいや」と流してしまっていたかもしれないけど、負けて、関東の8位という結果がついてきたから、本当にこのままじゃだめだと思えたし、チームを変えるべきだなとか、1人1人が自分のことを見直すきっかけになったと思うので、トーナメントという最初の大会で今のチーム状況が試合を通して感じられたのが1番の収穫だったと思います。

中野 1年生が知らないチームルールとかいっぱいあったんですけど、それをとりあえず確認できたから、それは良かったかなと思います。最低限みんなで理解したから、どうやってこれから頑張っていくかが大事かなと思います。

――昨年度からのチームの変化は

中野 チームの層が厚くなったことかな。交代選手の人数が増えました。あと、早稲田にいなかったタイプの選手が増えました。ヤヤさん(フェスタ―ガードヤヤ、スポ4=宮崎・小林)はスピードでガーっといく、エムさんは1対1がめっちゃ強いガードで、好葉(山宮好葉、スポ1=東京成徳)っていう後輩が入ってきたんですけど、好葉は自分でいきながらもアシストをするのがめっちゃ好きな子みたいな、今までにいなかったタイプの子が入ってきてくれたから、新しいプレーが増えたかなと感じました。

江頭 あんまり試合に出ているメンバーは昨年と変わっていないから、経験を積んできたからこそ、お互い思っていることとかをより細かいところまで言えるようになったかなと思います。そういう姿を見て、後輩も(コートの)外から見て「こういうふうに思います」とか(コートの)中で「こういうときどうすればいいですか」とかそういうコミュニケーションが、昨年もありましたが、より増えたかなと思うし、コミュニケーションの質が上がったと思います。

――1年生に対する印象は

江頭 可愛い…(笑)。

中野 可愛い。すごいうまい。

江頭 うん、確かに。

中野 あと、おもしろい。

江頭 みんなそうだと思うけど、1年生も、バスケをやっている時は自分たちとも1年生同士でもバチバチやっているけど、普段の生活だったら1年生は本当に仲良いなって思います。あと、後輩感がめっちゃ強いなと思います(笑)。

中野 ペコペコしてくる子がすごく多い(笑)。すっごい可愛いです。

江頭 うちらはおばさんになったってこと?(笑)自分たちが1年生の時に「可愛い~」って言われていた感じがわかるよね。可愛いって言う側の立場になったらね。

中野 わかる(笑)。

――今年のチームの強みは

中野 みんな走れるし、どこからでも1対1を仕掛けられる子が多いから、そこはすごく強みだと思います。あとは、1対1が強い子たちだけど、個々で動くんじゃなくて、1個のチームに完全になり切れたらどこのチームでも倒せるんじゃないかと思います。

江頭 早稲田は全体的にあまり(サイズが)大きいチームじゃなくて、他のチームと比べてもすごく(サイズが)小さいチームだと思うんですけど、ガードにヤヤさんとか、優有とかがいて、日本の中でもトップレベルのガードがいるので、パスを出してくれると信じてどんどん走ったら、どこよりも速い速攻が出せると思うので、そこが早稲田の強みになると思います。あとは、センターでもスリーポイントが打てるし…。(中野を見ながら)あと、実蘭(菊地実蘭、スポ1=愛知・桜花学園)とかも結構打ってくれるし、4ポジの自分とかファトゥ(西ファトゥマ七南、千葉=昭和学院)とかもスリー打ったり、ドライブしたり、ジャンプシュート打ったり、ミスマッチをついたりとか、ガードでも相手が小さい選手でミスマッチだったら、面取りする選手もいて、そうやってオールラウンダーな選手がたくさんいるのが早稲田の強みかなと思います。ドライブとか1対1に対して、全員が合わせて、もっといろんな組み合わせのホットラインを作れたら、それがすごく強みになると思います。

――今シーズンの個人的な目標は

中野 ディフェンス面は、留学生でも、日本人の小さい選手でも、ちゃんと全部守れるようになりたいです。留学生をディフェンスする時は、できれば15点で抑えたいし、日本人(の小さい選手)だったら、みんな雛菜が抜かれるって考えてディフェンスしてくれていることが多くて、足手まといになってしまっているところがあるから、ちゃんと1対1でついていけるようにしたいです。オフェンス面は、ピックとか、みんなに攻めてもらうことが多くなってしまっているんですけど、留学生につかれているからこそ、もっといろんな、ドライブとか、スリーはまだ練習していないんですけど…(笑)。ちょっとミドルのシュートとか…。

江頭 ちょっとじゃない。打ってください(笑)。入るから、雛菜は。

中野 そうやって自分で攻められるように、どんどんチャレンジしていきたいと思っています。

江頭 言いましたからね。(拍手をしながら)

中野 やめて(笑)。

江頭 自分は、まずけが無く1年を終えるというのが1番の目標です。けがも病気も無くコートに立ち続けられるように、自己管理で体の調整をちゃんとやっていくというのと、あとは今年も試合に出していただくチャンスは多いと思うので、それを当たり前と思わないのもそうだし、出してもらっているからこそ、点数を取ることにこだわって、どんな試合でもコンスタントに15点以上は取れるようにするのが目標です。あと、去年より、スリーポイントやジャンプシュートの確率を上げて、打つ本数も増やして、「この選手は何をしてくるかわからない」と相手に怖がられるようなオフェンス力を身に着けていきたいと思っています。

早慶戦について

――お2人にとって早慶戦とは

江頭 超盛り上がるイベント…お祭りみたいな感じですかね。

中野 やっていて楽しいよね。

江頭 あんなに観客で埋まる会場なかなか無いからね。あんなに応援してもらう機会無いよね。楽しみです。

――観客が多いと、緊張するよりも楽しいですか

中野 緊張もする(笑)。

江頭 確かに、緊張もする。でも結構バスケを知らない人、自分の友達とかも見に来てくれて、そういう子たちは、ただレイアップを決めただけでも「わぁすごい!」って言ってくれたり、(自分が)「あまり調子良くなかったな」と思っても「まじですごかった!かっこよかった!」と言ってもらえたりするので、ちょっと気楽ではありますね(笑)。普通の試合とはちょっと違うから、楽しいって感じです。

中野 雛菜はとにかく緊張します。応援団の人とか、アップ中から「こうやって応援してください」みたいな仕込みをいれてくれていたりするのを見ると「あぁやばい!」となってしまうタイプなので、緊張します。だけど、早慶戦だけおばあちゃんが毎回来てくれて、おばあちゃんは代々木で試合をするのがすごいことだと思ってくれていて、「そんなすごいところでできるの」「応援してるからね」みたいな感じですごく応援してくれるのでそれはすごく楽しみです。おばあちゃん大好きなので(笑)。

――早慶戦の注目選手は

江頭 早慶戦はみんな出してもらえる感じで、普段なかなか試合に出られない子も出るので、それで言ったら市浦花に注目してほしいですね。パンフレットに「注目選手 市浦花」って書いてほしいくらい(笑)。いつもベンチで盛り上げ役をやってくれているんですけど、プレーでも頑張ってくれると思うので、見てほしいです。

中野 璃梨かな。じゃあ江頭さんで。スタートからバンバン走って点取ってくれるし、スリーもバンバン決めてくれて、早稲田の得点王になってくれると思うので、すっごく期待しておいてほしいです。頑張ってください(笑)。

――最後に早慶戦と今シーズンの意気込みをお願いします

中野 早慶戦は、毎年出だしが良くなくて、ハーフタイムまで競っていることが多いから、場にのまれず、いつも通りだけど、いつもより楽しんでできるように、できることを全力でやっていきたいです。今シーズンの目標は、できることをどんどん増やして、ディフェンスを特に頑張っていきたいです。

江頭 早慶戦は、雛菜も言っていたけど、ここ2年くらいは入りが良くないので、特に気持ちを引き締めて、勝つことはもちろんだけど、入りとか内容にこだわりたいです。自分がスタートで出させてもらったら、先頭を走ったりとか、ルーズボールを追ってハードにやったり、どんどんリングに向かって、勢いをチームに与えられるように頑張りたいと思います。今シーズンは、けが無くバスケを1年間やり通すというのと、4年生が2人しかいなくて、時間帯によっては自分がコートの中で1番上の学年になることもあるので、そういうときに後輩やチーム全体に声をかけたり、ハイタッチを積極的にしに行ったりとか、そういうコミュニケーションを取りながらチームを引っ張っていけるように頑張ります。

――ありがとうございました!

(取材・編集 権藤彩乃)


◆江頭璃梨(えがしら・りり)(※写真右)

宮崎・小林高出身。スポーツ科学部3年。お肉が大好きだという江頭選手。普段ついやってしまうことは、街中ですれ違う人と自分の身長を比べてしまうことだそう。早慶戦ではチームに勢いを与えるエネルギッシュなプレーに注目です!

◆中野雛菜(なかの・ひな)

神奈川・東海大相模高出身。スポーツ科学部3年。インスタグラムの投稿のうち9割が江村選手の写真だというほど江村愛が強い中野選手。スマホのロック画面からラインのプロフィール写真まで江村選手とのツーショットだそう。早慶戦では個人的な目標にも挙げられたスリーポイントやミドルシュートにも期待です!