Tリーグ個人戦・ノジマカップ(6月17~18日/東洋大学赤羽台キャンパス)18日、男子シングルス決勝で張本智和(19=智和企画)が戸上隼輔(21=明治大学)をゲームカウント4-3で下し、2年連続の優勝を果たした。ここ3大会、全農CUP福岡大…

Tリーグ個人戦・ノジマカップ(6月17~18日/東洋大学赤羽台キャンパス)

18日、男子シングルス決勝で張本智和(19=智和企画)が戸上隼輔(21=明治大学)をゲームカウント4-3で下し、2年連続の優勝を果たした。

ここ3大会、全農CUP福岡大会、全日本選手権、全農CUP平塚大会の決勝でいずれも張本に勝利してきた戸上。張本は「世界卓球の半分くらい」と語る体の状態だが、日本のエースとして4連敗を避けたい一戦だった。

張本智和 写真:T.LEAGUE/アフロスポーツ

持ち前の豪打で攻める戸上に、伸ばすブロックやミート打法を使いつつ応戦する張本。1ゲーム目は張本が11-5で取り、2ゲーム目は11-6で戸上とまず1ゲームずつ取り合う。

第3ゲームは9-9の場面でミドル攻めから押した張本が奪うが、戸上はキレのある攻撃をたたき込み、4ゲーム目は11-5で奪う。

バック対バックで優位に立った張本が第5ゲームを11-7で取るが、やや受け身になった張本を押し込んだ戸上が次のゲームを11-5で獲得。だが最終第7ゲームは待ちを外すコース取りやナックルサーブで張本が抜け出し、宿敵超えを果たした。

戸上隼輔 PHOTO:Itaru Chiba

咳が出て、声もあまり出せない中で黙々と点数を重ねた今大会の張本。万全ではないなりの「大人の卓球」で10代最後の大会を優勝で飾り、パリ選考ポイントをまた積み上げた。

<Tリーグ個人戦・ノジマカップ 男子シングルス決勝>
張本智和 4-3 戸上隼輔
11-5/6-11/11-9/5-11/11-7/5-11/11-5