2日の楽天戦(Koboパーク宮城)に勝ち、首位攻防3連戦に勝ち越し。首位・楽天とのゲーム差をひっくり返したソフトバンク。試合消化数と勝率の関係で、「マイナス0.5ゲーム差」の2位ではあるが、ついに、首位浮上が見えてきた。4日からは本拠地ヤフ…

2日の楽天戦(Koboパーク宮城)に勝ち、首位攻防3連戦に勝ち越し。首位・楽天とのゲーム差をひっくり返したソフトバンク。試合消化数と勝率の関係で、「マイナス0.5ゲーム差」の2位ではあるが、ついに、首位浮上が見えてきた。4日からは本拠地ヤフオクドームに戻り、3連勝中のオリックスを迎え撃つ。

■前回登板は12Kの快投、「目の前のことを全力でやり切るだけ」

 2日の楽天戦(Koboパーク宮城)に勝ち、首位攻防3連戦に勝ち越し。首位・楽天とのゲーム差をひっくり返したソフトバンク。試合消化数と勝率の関係で、「マイナス0.5ゲーム差」の2位ではあるが、ついに、首位浮上が見えてきた。4日からは本拠地ヤフオクドームに戻り、3連勝中のオリックスを迎え撃つ。

 ソフトバンクがオリックスに勝ち、ロッテと戦う楽天が敗れれば、勝率でも上回り、今季初の単独首位に立つことになる。

 その一戦の先発マウンドを託されるのが、昨季途中に育成から支配下となり、今季急成長を見せている石川柊太投手。ここまで3勝を挙げている右腕が、中6日でチームの先陣を切る。

「順位がどうなるとか、結果とか、意識しないですし、投げた後のことはどうしようもないこと。目の前のことを全力でやり切ることだけを意識してやります」。3日にヤフオクドームで行なった投手練習を終えた石川は、首位浮上のチャンスにも、変に気負うところなく、冷静に言葉を並べていった。

■「鷹の祭典 2017」専用ユニホームを着用「モチベーションの1つだった」

 前回登板だった6月27日の日本ハム戦(ヤフオクD)では、自己最長となる7回を無失点に抑え、12個の三振を奪う圧巻の投球を披露した。「ブルペンでもいい感じで投げられていましたし、前回も途中から感じは良かったので、スンナリ入っていけると思う」。今季5度の先発登板で、失点は2が最多。安定した投球を続けており、その姿からは頼もしさすら、滲み出てきている。

「前回の途中から横(を向いている時間)の間とタイミング、ボールを叩けている感覚が良くなって来ている。足を上げてから、地面に足が着くまでの時間ですね。その感覚的なところのいい感じが出てきている」と状態はさらに上向いている様子。「自分の中では(オリックスには)日本ハムよりもいいイメージがある」とも言う。

 4日のオリックス戦からは、17日の西武戦でスタートする「鷹の祭典 2017」に先立ち、「鷹の祭典 2017」専用ユニホームを着用して試合を戦う。今季は白地に赤のストライプが入る「1(ワン)ダホー!ストライプ2017」。石川は「格好いいですし、鷹の祭典用のユニホームを着たいと思っていた。それを着られるまで1軍に残れるように、というのもモチベーションの1つだった」という。念願だったユニホームを身に纏い、石川が首位取りのかかるマウンドに上がる。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)