出だしに悔いが残る一戦から一夜あけ、迎えた筑波大戦。昨年度関東学生春季リーグの優勝校だ。昨日とはうってかわって序盤浮き…
出だしに悔いが残る一戦から一夜あけ、迎えた筑波大戦。昨年度関東学生春季リーグの優勝校だ。昨日とはうってかわって序盤浮き足立った様子もなく、上々のスタートを切った早大は、13―9と4点差をつけて前半を折り返した。後半も相手に主導権を握らせない。安定感のある守りを展開し、相手の攻撃を見事に封じて27―21で今季初白星を強豪・筑波大から奪取した。
開始1分、狩野直樹(スポ4=埼玉・浦和学院)が豪快なミドルシュートで先制点を挙げる。さらに早大は、体を張ったディフェンスで相手の退場を誘発し、積極的に攻撃を仕掛けて相手ゴールを脅かす。その後も手を緩めることなく、村松涼雅(商2=岩手・不来方)のポストシュート、白築琢磨(文構3=東京・早実)のブラインドシュートがゴールネットを揺らした。流れを相手に与えることなく、前半22分で11―5と相手を引き離し、最終的に13―9で前半を終えた。

7mスローを撃つ白築
後半も早大の勢いは止まらない。オフェンスでは白築を中心にゴールを量産する。白築が司令塔としてコートを広く使ったオフェンスを展開し、相手ディフェンスを翻弄。さらに2連続速攻で弾みをつけると、後半25分には技ありのスピンシュートを華麗に決めてベンチを沸かせた。ディフェンスでは、堅い守りで筑波大の攻撃を食い止め、さらには塚本智宇(スポ4=富山・高岡向陵)が持ち前のセービング力を披露。ファインセーブを連発し、ゴールを死守した。完全に流れを掴んだ早大は隙を見せることがなく、その後も守りに入ることなく果敢に攻める。良い雰囲気を作り続け、安定した試合運びを見せて最終スコア27―21で危なげなく勝利を収めた。

シュートに備える塚本
「僕たちのチームの目標で失点を26点に抑えようという目標があって、その目標が達成できた」と田井健志主将(スポ4=香川中央)が語ったように、今後に期待が高まる試合内容だった。1試合を通して、粘り強いディフェンス、ゴールキーパーの好セーブ、要所で得点を決める攻撃力が光った早大。次戦の相手は明大だ。攻撃力のある明大に対して早大は自分たちのハンドボールを貫く。今日のように堅いディフェンスと速攻で流れをつくり、確実に勝利を掴み取りたい。
(記事 丸山勝央、写真 渡辺詩乃)
関東学生春季リーグ| 早大 | 27 | 13-9 14-12 | 21 | 筑波大 |
| GK 塚本智宇(スポ4=富山・高岡向陵) CP 田井健志(スポ4=香川中央) CP 白築琢磨(文構3=東京・早実) CP 狩野直樹(スポ4=埼玉・浦和学院) CP 外種子田峻汰(スポ2=鹿児島・国分) CP 西村悠吾(人2=千葉・市川) CP 小柴創(スポ1=千葉・昭和学院) | ||||
コメント
田井健志主将(スポ4=香川中央)
――今季初勝利となりましたが、今の気持ちを聞かせてください
嬉しいですね(笑)。嬉しいというかホッとしています。筑波大学は、僕たちが入学してからずっと強大な相手で、僕たちが入学する前のインカレ(全日本学生選手権)で優勝していてその時からずっと常に全国で上位のチームだったので、そういった筑波大に勝つことができたというのは嬉しいですし、チームとして成長する大きなタイミングだったと思います。
――ご自身のプレーで良かったところはどこですか
今日自分たちのミーティングでも話したのですが、個人的にダメダメで(笑)。あんまり良いところがありませんでしたが、やっぱり自分が悪い時でも周りの子が補ってくれることがチームスポーツの良いところなので、僕がダメだったらダメなりに他の人を励ますとか、ディフェンスで精一杯声出すとかそういった初歩的なことですが、自分ができることを精一杯やった結果が勝利に結びついたと思います。
――チーム全体のディフェンスの出来を教えてください
ディフェンスの出来は、僕たちのチームの目標で失点を26点に抑えようという目標があって、その目標が達成できたのですが、今までの練習試合ではそれが達成できることがほとんどありませんでした。でも今日初めて公式戦でしかも筑波大相手にその目標を達成できたことがチームとして成長できたなと思っています。
――次戦の対戦相手である明大にはどういった印象がありますか
明治大学は、僕たちの世代のエースプレーヤーと呼ばれる選手が全国各地から集まったすごく攻撃力があるチームですが、今日のようなディフェンスができたら充分勝負できる相手だと思います。でも、逆に昨日みたいに引いてしまったら相手のリズムでどんどん相手のいいようにやられてしまうと思うので、相手への対策をするというよりかは自分たちの力を発揮することに集中して一週間準備したいと思います。
白築琢磨(文構3=東京・早実)
――今日の試合を振り返って
昨日の試合の反省もあって、今日はアップや試合の入りから全員が一丸となってやる気に満ちていたなという印象です。
――昨日の試合の反省を、チームとして共通認識を持っていたんですね
そうですね。昨日の試合の反省が多く出たので、そこをどう改善して気持ちを持っていけるかという話し合いはしました。
――両エースが得点するなど、昨日に比べてオフェンスが機能していましたがセンターとしてどのようなことを意識していましたか
昨日はボールを離すというプレーがなくて、止まってからだったと思ったので今日はコート全体を使って攻めようと意識していました。
――反対に今日の課題は
僕らのチームは今日みたいな試合があったり、昨日みたいな試合があったりとチームとしてムラがあります。そこは去年一昨年から課題としてあるので、調子に左右されず、どんな時でも今日のような試合ができたらいいと思いました。
――次戦に向けての意気込みをお願いします
昨日は負けましたが、今日は改善できていい形で今週終わることができたので来週も入りからチーム全体で一丸となって頑張っていきたいと思います。
塚本智宇(スポ4=富山・高岡向陵)
――今日の試合の感想をお願いします
まあ良かったんじゃないでしょうか。4年生はもちろんですけど、まあ1、2、3年生が思うように自分の力を発揮できて良かったと思います。
――好セーブを連発していましたが、ご自身のプレーを振り返ってください
昨日の東海大戦では、自分が去年から試合に一番出ているので、引っ張っていかなきゃなと思っていたんですけど、今回の試合では引っ張っていけて良かったなと思います。
――キーパーから見た今日のディフェンスはいかがでしたか
すごく良かったです。筑波大はスター選手ばっかりですが、それに対してビビらずに強気のディフェンスができていたと思います。
――今後どういったプレーをしていきたいですか
最上級生なので安定感を増していくことと、後輩への声かけなどサポートの部分を伸ばしていきたいと思います。
――最後に次戦への意気込みをお願いします
明大も筑波大と同じようにスター軍団ばっかりですが、泥臭く早稲田らしく戦っていきたいと思います。