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 4月15日(現地時間14日、日付は以下同)に行われたプレーイン・ゲームで、マイアミ・ヒートはシカゴ・ブルズを102-91で下し、イースタン・カンファレンス第8シードの座を勝ち取った。

 イースト7位の44勝38敗でレギュラーシーズンを終えたヒートは、アトランタ・ホークスとのプレーイン・ゲームを105-116で落とし、第7シードの座こそ逃したものの、ブルズとの一発勝負を制したことで4年連続通算25度目のプレーオフへと駒を進めた。

 ブルズとの試合ではジミー・バトラーが31得点5リバウンド3アシスト2スティール、マックス・ストゥルースが7本の3ポイントシュートを決めて31得点に6リバウンド、タイラー・ヒーローが12得点8リバウンド7アシスト、バム・アデバヨが8得点17リバウンド4アシストをマークして勝利に貢献。

 ヒートがプレーオフのファーストラウンドで対戦するのは、レギュラーシーズンでイーストならびにリーグベストの58勝24敗をマークしたミルウォーキー・バックス。シーズン中の直接対決では2勝2敗の五分とはいえ、優勝候補筆頭のバックスにはMVPの最終候補に入ったフォワードのヤニス・アデトクンボ、最優秀守備選手賞の最終候補に入ったビッグマンのブルック・ロペス、そしてペリメーターディフェンダーとしてリーグ最高級の実力を誇るドリュー・ホリデーがいる。

 さらにその周囲にはクリス・ミドルトン、ボビー・ポーティス、グレイソン・アレンといった選手たちがおり、ベンチにはジョー・イングルズ、ジェイ・クラウダーという実力派のベテランたちが控えている。

 だが16日に『The Athletic』へ公開された記事のなかで、闘将バトラーは「俺たちなら勝てると思っている」と意気込んでいた。

「俺たちが負けるだなんて言わない。その質問をしたら、誰でも『いやぁ俺たちは勝てないな』『ノーチャンスだ』と言ったりはしない。俺たちは正しいプレーをしなきゃいけない。上質なバスケットボールをプレーしなければいけない。どんなに小さなことであろうと、正しくやらなければいけない」

 通算11度目のプレーオフを前に、そう語っていたバトラー。そのバトラー率いるヒートは、17日に敵地ファイサーブ・フォーラムでバックスとのファーストラウンド初戦を迎えることとなる。

【動画】ブルズとの一発勝負で計62得点を奪ったバトラーとストゥルースのハイライト!