巨人―中日  9回、代打でサヨナラ打を放ち、ナインに祝福され笑顔の巨人・石川(中央)=東京ドーム【写真提供:共同通信社】 読売巨人が今季3度目のサヨナラ勝ち。4対3で中日に勝利した。 先発は、読売巨人が今季1勝0敗、防御率0.00の山口俊、…

巨人―中日  9回、代打でサヨナラ打を放ち、ナインに祝福され笑顔の巨人・石川(中央)=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人が今季3度目のサヨナラ勝ち。4対3で中日に勝利した。

 先発は、読売巨人が今季1勝0敗、防御率0.00の山口俊、一方の中日は同1勝2敗、防御率4.10のルーキー・柳。前回の今季初登板でノーヒットピッチングを見せた山口俊がどんな投球をみせるかに注目が集まった。
 
 試合が動いたのは4回表。この回の先頭、4番・ゲレーロがフルカウントから甘く入ったスライダーを仕留め、両リーグ一番乗りとなる20号ソロで先制。しかし読売巨人は、5回表に5番・陽の第2号ソロで試合を降り出しに戻す。

 追いつかれた中日は6回表、相手のワイルドピッチと、柳のプロ入り初のタイムリー内野安打で2点を加え再びリードを奪う。6回裏に読売巨人の3番・坂本のタイムリーで1点差に追い上げられるが、先発・柳が7回2失点と役目を果たし、8回を岩瀬と又吉が締め9回裏を迎えた。

 マウンドには中日の守護神・田島が上ったが、読売巨人が4番・マギーの2塁打の後に、陽が同点タイムリーを放つと、さらに1死1,3塁とチャンスを広げて代打・石川がセンターへサヨナラタイムリー。チームの連敗を2で止めるとともに、今季の先制された試合の連敗を21でストップさせた。

 プロ入り初のサヨナラ打を放った石川は「不甲斐ない打席が続いていたんですけど、監督が使ってくれたので、なんとしても返してやるという気持ちだけでした」と興奮気味にコメント。敗れた中日は、田島がリードを守りきれず、今季初の5連勝はならなかった。