3月11日、滋賀県大津市の琵琶湖畔にあるボルダリングジム「ロックメイト大津店」で新コンペティション「Be a bett…
3月11日、滋賀県大津市の琵琶湖畔にあるボルダリングジム「ロックメイト大津店」で新コンペティション「Be a better you game 2023」(以下Baby game)が行われた。300人近くが参加した大会の模様などを前後編に分けてレポートする。
大会はロックメイトが主催し、下着会社ワコールの展開するコンディショニングウェアブランド「CW-X」が協賛する形で行われた。大会名にもなった「Be a better you(より良い自分に)」は、“一人ひとりが成長できるように”という想いが込められたCW-Xのスローガンで、それぞれの頭文字を取った「Baby game」が略称で使用された。会場内にはCW-Xの試着スペースも設けられた。
CW-Xの試着スペース
受付後、参加者たちはすぐに課題を見て回っていた
セッション方式の50分間×2ラウンド制で行われた予選

今大会の特徴は「全カテゴリー共通の予選課題」「2ラウンド制の予選」「ボーナスタイム」にある。まずは「全カテゴリー共通の予選課題」について。他のコンペではカテゴリーで課題が分かれていたり、一部が重複していたりすることが多い。福本洋一郎店長に話を聞くと「課題を見渡した時に『あれ登ってみたい』と思うことってあると思います。それを制限したくなかったし、まったくできない課題に遭遇した時、他に選択肢が多いほうが気持ちが楽になるのではと考えました」とその意図を説明した。
「2ラウンド制の予選」については「満足して帰ってほしいから」。50分間×2ラウンド制にすることで「壁にいる時間を少しでも長くして、しっかり疲れて帰ってもらう。それが満足度向上につながると考えています」と話した。WORLDクラス優勝の佐野からは「1ラウンド目が良くなかったけど、2ラウンド目が始まるまでに仲間たちと会話できて、うまく切り替えられたことで完登率も高くなった」という声も挙がっている。そして一部の時間帯は「ボーナスタイム」となり、獲得ポイントが倍になる。福本店長は「(同様のルールを導入したロックメイトのコンペで)意外な決勝の組み合わせになったり、まさかの順位になったりすることがあって、戦略的な要素が高まって面白い部分が大きいと思っています」とした。
コンペでは避けられがちなコーディネーション系課題にはCW-Xアドバイザリーパートナーであるイチロー氏の写真が付けられ、他課題よりも高いポイントが設定された
決勝はクラスを問わずに歓声が上がった
男子のWORLDクラスで首位通過した清水
フィギュア4で足の置き所をつくった佐野
距離のある初手を捉える石井
女子予選1位の谷井が完登に迫る
決勝第2課題を登る佐野。多くのクライマーが声援を送った
佐野は2連続完登で会心のガッツポーズを繰り出した
この後のゴール取りに失敗してしまったものの、石井が逃げ切って優勝した
決勝リザルト(WORLDクラス)

【男子】
1位:佐野 大輝
2位:杉本 侑翼
3位:清水 裕登
4位:山口 賢人

【女子】
1位:石井 未来
2位:谷井 菜月
3位:中村 真緒
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取材・文
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