■スタッフ入れ替えで伊藤監督の右腕が入閣  J2リーグの有力チームの補強を診断する第2回は、ベガルタ仙台を取り上げる。 …

■スタッフ入れ替えで伊藤監督の右腕が入閣 

 J2リーグの有力チームの補強を診断する第2回は、ベガルタ仙台を取り上げる。

 1年でのJ1復帰を目ざした2022年シーズンは、まさかの7位に終わった。残り8節の時点で原崎政人監督を解任し、伊藤彰監督を招へいしたが、負の流れを断ち切ることはできなかった。

 伊藤監督は今シーズンも引き続きチームを率いることとなり、大宮アルディージャヴァンフォーレ甲府ジュビロ磐田で共闘した渋谷洋樹ヘッドコーチを呼び寄せた。大宮では渋谷コーチが監督で伊藤監督がコーチだったが、いずれにしても長くコンビを組んできた関係だ。伊藤監督にとっては、頼れる右腕と言っていいだろう。

 また、堀孝史コーチも就任した。長く浦和レッズで仕事をしてきた人材だが、ジェフユナイテッド千葉東京ヴェルディのスタッフを務めてきた。J2の戦いは理解している。

 移籍市場の動きは激しかった。在籍7年のCB平岡康裕、同4年のMF石原崇兆、同3年のDF吉野恭平らを放出した。GKストイシッチ、ボランチのレアンドロ・デサバト、FWフェリペ・カルドーゾらの外国人選手とも契約を更新せず、FW皆川佑介もチームを去った。

 また、昨季11ゴールの富樫敬真は、J1のサガン鳥栖へ新天地を求めた。21年から期限付き移籍中のMF名倉巧V・ファーレン長崎に、昨季途中に期限付き移籍したCB佐藤瑶大ガンバ大阪に、それぞれ復帰している。

■元浦和のMFエヴェルトンが加入

 さらに、クラブのレジェンドであるMF富田晋伍が現役を退いた。数年来の主力が数多くチームを離れ、伊藤監督のもとで陣容を刷新したのである。

 GKには林彰洋(前FC東京)が加わった。ケガの影響で過去2年はリーグ戦の出場がないものの、J1で259試合に出場してきた35歳の存在は、ユース出身で21歳の小畑裕馬、大卒ルーキーの梅田陸空はもちろん、29歳の杉本大地にも大きな刺激を与えるだろう。GKのレギュラー争いはよりレベルの高いものとなった。

 DFラインには大分トリニータから小出悠太、ロアッソ熊本から菅田真啓を迎えた。いずれも高さのあるCBだ。小出は甲府在籍時に、伊藤監督のもとでプレーしている。

 指揮官がお馴染みの3-4-2-1を採用するなら、3バックは若狭大志福森直也、キム・テヒョンに新加入の2人が候補者だ。蜂須賀孝治もCBとSBに適応する。CBは質、量ともに不足はない。

 中盤にはエヴェルトンが加わった。19年、20年と浦和レッズに在籍したブラジル人は、セントラルMFの一角を担うことになるだろう。

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