【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・1/22 東海S(GII・中京・…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・1/22 東海S(GII・中京・ダ1800m)
 ハナを切ったプロミストウォリアが後続の追撃を寄せ付けず逃げ切りました。6歳馬ながらキャリアわずか7戦。度重なる脚部不安により出世が遅れたものの、牧場や厩舎がその都度粘り強く立て直したことで重賞ウィナーの仲間入りを果たしました。

 父マジェスティックウォリアーは、シニスターミニスター、パイロと同じエーピーインディ系種牡馬。ベストウォーリア、サンライズホープ、エアアルマス、スマッシャーといった重賞勝ち馬を出しています。「マジェスティックウォリアー×フジキセキ」の組み合わせは成功しており、他にアルファマム、マーチリリーが出ています。

 本馬の半姉プロミストリープ(父ヘニーヒューズ)は、JRAでダートの新馬戦と1勝クラスを連勝したあと、南関東の大井に電撃移籍して浦和桜花賞を制覇。続く東京プリンセス賞でも2着という成績を残しました。プロミストウォリアは今回の勝利で通算7戦5勝、現在4連勝中。適条件のGIであれば勝負になるであろう逸材です。

◆今週の血統Tips

 先週で1回中山開催が終了し、今週から1回東京開催が始まります。日曜日のメインレースはダート1400mのGIII・根岸S。2月19日に行われるフェブラリーSの前哨戦です。東京ダート1400mはアメリカ産の種牡馬が好成績を残しており、2013年以降、当コースで産駒が20走以上した種牡馬を対象として連対率順に並べると、1位イントゥミスチーフ(50.0%)、2位スパイツタウン(42.5%)、3位タピット(31.4%)となります。いずれもアメリカ繋養の種牡馬です。

 1位イントゥミスチーフは2019年以降4年連続北米リーディングサイアーの座にあり、3位タピットは2014〜16年にその座にありました。2位スパイツタウンはリーディングサイアーの経験こそないものの、2019年以降ベスト10に食い込んでいる人気種牡馬です。

 アメリカ競馬を一言でいえば、スタートからハイペースで進んで最後までバテなかった馬が勝つ、というもの。スピードの持続力が勝敗を分ける重要な要素となるので、アメリカ繋養の種牡馬はそうしたレースになりやすい東京ダート1400mに高い適性を示すのでしょう。

 今年の登録馬のなかで父がアメリカ繋養の種牡馬であるものは、エアアルマス、オーロラテソーロ、ジャスパープリンス、レモンポップの4頭です。