男子プロテニス協会のATP公式サイトは14日、世界ランク40位のJ・ドレイパー(イギリス)のインタビューを掲載。16日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に初出場する21歳の思いと、初戦で顔を合わせ…

男子プロテニス協会のATP公式サイトは14日、世界ランク40位のJ・ドレイパー(イギリス)のインタビューを掲載。16日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に初出場する21歳の思いと、初戦で顔を合わせる昨年王者R・ナダル(スペイン)との一戦について語られた。
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現在キャリアハイとなる世界ランク40位をキープしているドレイパーはこれまで世界ランクトップ10に対し2勝をあげている。ツアーに本格参戦して約6カ月で40位まで浮上し、昨年の21歳以下最終戦インテーザ・サンパオロ Next Gen ATPファイナルズ(イタリア/ミラノ、室内ハード)では準優勝を飾った。
「テニスは小さなバブルのようなもので、勝ち負けやプレッシャー、日々の挑戦に巻き込まれがちだ。でも、それは簡単なことじゃないんだ。そして、精神的にチャレンジを楽しめるようになったとき、それが自分にとって本当に充実したものになると思う」
「ツアーに参加してまだ6カ月。どうすればこのレベルで精神的にも肉体的にも、より良く、より安定したテニスができるのか、毎日常に学んでいるところだよ」
ドレイパーは10代で頭角を現し、2021年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では1回戦でN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。敗れはしたものの1セットを奪い、確かな爪痕を残した。
しかし、時期を同じくして負傷とも付き合っていくこととなる。靭帯のけがなどによりツアーを離脱することが増え、新型コロナウイルスの感染拡大などもありうまくツアーを回ることができなかった。それでも、その経験が現在の躍進と安定につながっているとも明かしている。
「クレーコートで足首の靭帯を切ってしまい、コートから離れなければならなかったんだ。その時に『そうだ、ランキングとかにはこだわらず、けがをしないように、健康を維持するようにそしてそのプロセスに集中しよう』と思い、今に至るんだ」
「若い頃にたくさんけがをしたことで、物事を見る目が養われたと思う。僕は多くの時間を家で過ごし、そこに座り、コートに立ちたいと思い、うまくいってないときに進歩できることを知ることは常に困難なことだった。だから、若いうちにそういう経験を積んでおくというのもひとつの方法だと思う」
そしてドレイパーは21歳のイギリス人の一般的な若者としての側面も見せた。故郷の友人たちとテニスツアーでの仲間たち。その違いと居心地の良さも語っている。
「僕にはいい友だちがたくさんいる。7歳のころからの学校の友だちとは連絡を取り合っているし、テニスの友だちもいる。テニス以外の友だちはテニスのことを何も知らないし、気にもしていないだろうからちょっと違うね。テニス界には僕と同じ道を歩んでいる友だちがいる。だから、いい仲間に恵まれていると思う」
「地元の友人たちはまったく僕のプレーを気にしないよ(笑)。スコアも知らない。ウインブルドンには何度か来ているけど、何が起こっているのか知らないだろうね。ニュースやテレビでいつも見ている選手と僕が対戦しているのを見て『すごいな』と思うだけで、彼らは大学で普通に生活している。それがいいバランスだと思うんだ」
最後にドレイパーはナダルとの初戦に言及した。
「何が起こるにしても、僕にとっては特別な機会になるだろうし、まだキャリアが浅いから、こういう大きなコートでラファ(ナダル)のような選手と対戦できるのは素晴らしいことだよ。でも、本当に良いプレーをしたいし、一生懸命に戦ってベストを尽くしたい」
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