「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第75回全日本バレーボール高等学校選手権は5日、男女2回戦が行われ、男子…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第75回全日本バレーボール高等学校選手権は5日、男女2回戦が行われ、男子の土浦日大(茨城)は市尼崎(兵庫)を2-0で下し、3回戦にコマを進めた。

最高到達点343センチの高さから力強く右腕を振り続けた。U-18(18歳以下)日本代表に選ばれた土浦日大のローゼン・マーク有廉(あれん)ジュニア(2年)が、才能の一端を見せた。強豪・市尼崎からのストレート勝ちを牽引し、「緊張したが、相手のプレーを見ながらできた」とうなずいた。

徹底マークもお構いなしに、センターから何度もスパイクを打ち抜いた。第2セット5-3の場面では陣形を崩され、苦しい状況の中、高々と上がったトスを強打。さらにブロックも決め、チームはここから4連続得点で一気に勢いづいた。

競技歴は5年と浅い。中学1年時、廃部の危機にあったバレー部の友人に誘われたのがきっかけだった。元バスケ選手で米国人の父譲りの190センチの長身と跳躍力を武器に、昨夏のU-18アジア選手権では優勝メンバーの1人になった。

国内では味わえない高さや速さを体感し、「自分の意見もいうし、質問もしてくる。上に行きたいという思いがにじみ出てきた」と吉田達也監督。プレーにも余裕が出てきた。目標は日本のエース石川祐希(ミラノ)。発展途上にある背番号9は「強気で戦って、相手を驚かせるスパイクやブロックを見せたい」と次戦でのさらなる活躍を誓った。(川峯千尋)