全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(4日、東京体育館)男子1回戦で昌平(埼玉)が、上越総合技術(新潟)にフルセッ…

全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(4日、東京体育館)男子1回戦で昌平(埼玉)が、上越総合技術(新潟)にフルセットの末、2-1で勝利した。掛川厚志監督は、「ちょっと硬さがあり、今までの中ではあまりよくない試合だった。でも、最後に3年生が決めてくれたので、勝ち切れてよかったと思う」と胸をなでおろした。

2年ぶり2度目の出場。対戦相手は日常的に練習試合をしており、春高の組み合わせが決まる前日も対戦したという。お互いの戦い方が分かっている中で、第2セットは相手のサーブに苦しんで落とすなどミスも目立った。それでも3年生が意地を見せ、競り勝った。

5日の次戦は、山形中央と戦う。「これで緊張も取れたと思うので、自分たちの戦い、自分たちのムードとプレーをとにかくやる。ブロックで仕留めながらワンタッチを取って、その繰り返しで点を重ねていきたい」と掛川監督。坂本遼太朗主将(3年)は、試合後に上越総合技術の神戸開(はるき、3年)から声をかけられ、「『次の山形も絶対勝ってね』と言われました。(目標は)日本一です」。戦友に背中を押され、力強く意気込んだ。