第75回全日本バレーボール高校選手権第1日(4日、東京体育館)男子1回戦が無観客で行われ、東北(宮城)が岡山東商(岡山)…
第75回全日本バレーボール高校選手権第1日(4日、東京体育館)男子1回戦が無観客で行われ、東北(宮城)が岡山東商(岡山)を2-0で下し、5日に同会場で行われる2回戦に進出した。松阪工(三重)に2-1で勝利した東洋(東京第2)と対戦する。
第1セットを25-23で先取。第2セットは多彩なコンビネーションバレーで20-20から突き放し、エースの安食(あじき)浩士(3年)の連続ポイントで25-21と勝ち切った。安食、主将の小山暖人(3年)の両エースがチームを牽引(けんいん)。坂本アンディ世凪(せな、2年)が要所でポイントを挙げた。
吉田康宏監督が「力をつけてきた」と評価する坂本は「自分で決めきれた。チームに貢献できた」と自信を深めた。米国人の父親と日本人の母親を持つ身長193センチのハーフ。マスクを着用したままプレーした理由を「無自覚でつけていた。練習でもいつもつけてやっている」と説明した。持病を持っているわけでも、感染対策に神経質になっているわけでもなく、マスクを着用してプレーすることに慣れたという。今後は「蒸れてきたりしたら、外すかもしれない」と話した。