(C)Getty Images  12月31日、WBO・WBAスーパーフライ級王座統一戦に挑む、井岡一翔とジョシュア・フランコ(米国)へ送られる、世界中からの視線が熱を帯びている。 現在6連勝中のWBO王者井岡にとって…

 

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 12月31日、WBO・WBAスーパーフライ級王座統一戦に挑む、井岡一翔とジョシュア・フランコ(米国)へ送られる、世界中からの視線が熱を帯びている。

 現在6連勝中のWBO王者井岡にとっては自身キャリア2度目、そして2年越しとなる統一戦で難敵フランコを迎え撃つ。日本のファンのみならず、各国メディアも2団体のベルトが懸かる今年最後のビッグマッチとあって、連日両者への期待や試合展開の予想などを報じており、すでに当日のゴングが待ちきれない様子だ。

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「例年通り、12月31日は日本でのビッグファイトで年を越すことになる」

 そう伝えているのはブラジルの『globo.com』だ。12月28日に今回の試合の特集記事を配信しており、その中で「プロボクシングの世界に精通している人、あるいは国際的な格闘技をある程度頻繁に見ている人は、毎年12月31日に日本で行われるイベントには、すでにご存じのことだろう」と伝えている。

 また、WBA王者フランコについて「彼は世界タイトルにふさわしいボクサー」と称しており、試合展開も「両者絶対的な差は無い」と予想。その上で「イオカ対フランコの一戦は、これ以上ない試合だ。統一戦は常に愛好家を魅了しその魅力が際立つ」として大一番に対しての見解を綴っている。

 米メディア『NotiFight』でも両王者の激突には期待が大きいようだ。同メディアは「ジョシュア “ザ・プロフェッサー” フランコ」とWBA王者を愛称とともに紹介すると、一方で「カズト・イオカは、日本ボクシングの100年の歴史の中で、最も偉大な選手の一人だ」と称するなど、両者の実績、実力を高く評している。

 加えて「WBOのオーダーにより、カズト・イオカ対ジョシュア・フランコの勝者は、元WBO世界フライ級チャンピオン、日本のジュント・ナカタニとWBOスーパーフライ級王座の防衛戦を行うことになった」として、統一戦勝者と元WBOフライ級王者である中谷潤人との対戦についても言及している。

 今後の展開も含め様々な意味を持つ大晦日の戦い。接戦が予想される中、二人のチャンピオンによる熱戦が繰り広げられることを期待したい。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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