11日に阪神競馬場で行われる第74回阪神ジュベナイルF(GI、芝1600m)の過去10年データ分析を紹介する。アルテミス…
11日に阪神競馬場で行われる第74回阪神ジュベナイルF(GI、芝1600m)の過去10年データ分析を紹介する。
アルテミスSをデビューから2連勝で制したラヴェル、同2着も新馬でJRA史上最速タイの上がり3F31秒4を繰り出し評判の高いリバティアイランド、札幌2歳Sを制したドゥーラらが出走予定。
ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
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■安定味があるのは2~4番人気
過去10年、1番人気は最多4勝をマークするものの、【4.1.0.5】で5頭は馬券外。近年は1着と馬券外の歴史を繰り返し、2020年はソダシが1番人気に応えて勝利、昨年はナミュールが1番人気で4着に敗れた。順番としては今年は「1着」の年だが、2019年は単勝1.8倍のリアアメリアが6着、13年は単勝1.7倍のハープスターが2着と、断然人気でも勝てないだけに、うかつには飛びつけない。
1番人気に続いて過去3勝を誇るのは5番人気。単回収値「325」と妙味を感じるが、【3.0.0.7】とハズレも多く、しかも2015年以降は7年連続で馬券に絡んでいない。
安定味があるのは2~4番人気のゾーン。2番人気は【1.4.0.5】と連対率50.0%を誇り、3番人気は【1.1.3.5】、4番人気は【1.0.4.5】で複勝率50.0%を記録する。
昨年も3番人気のサークルオブライフが1着、4番人気のウオーターナビレラが3着。2020年は1番人気のソダシと2番人気のサトノレイナスがワン・ツーを決めたが、19年は4番人気のレシステンシアが1着、3番人気のクラヴァシュドールが3着。2017年は1番人気のロックディスタウンが9着に沈み、2番人気のラッキーライラック、3番人気のリリーノーブル、4番人気のマウレアで決した。
1+2+3番人気の組み合わせは2016年に1回。1+2番人気は3回、1+3番人気は2回、2+3番人気は2回と比較的、平穏決着と見ていいが、現在3年連続で単勝オッズ10倍以上の馬が絡んでいる。単勝オッズ30.0~49.9倍は【0.2.3.13】、50.0~99.9倍は【0.2.0.30】。穴馬の大駆けにも警戒したい。
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文●SPREAD編集部