ITTF-ATTUアジアカップ2022<11月17~19日/タイ・バンコク> 19日、女子シングルス決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク5位)が、王芸迪(中国/同4位)にゲームカウント2-4で敗れ、準優勝となった。1983年に始まったアジア…

ITTF-ATTUアジアカップ2022<11月17~19日/タイ・バンコク> 19日、女子シングルス決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク5位)が、王芸迪(中国/同4位)にゲームカウント2-4で敗れ、準優勝となった。

1983年に始まったアジアカップで、日本女子悲願の初優勝をねらう伊藤。相手は2022年全中国選手権2冠の王芸迪で、最終日に男女で唯一残った中国選手だ。

伊藤は第1ゲーム、サービスエースと3球目攻撃を続けざまに決めて11-4で先制。第2ゲームも5-1とリードするが、ラリー戦に持ち込まれて6-11までひっくり返されて落とす。

王芸迪 PHOTO:World Table Tennis

だが、伊藤としては珍しいほど盛んに声を出し、再びミート打ちで攻める。接戦の第3ゲームを11-9で奪い、4ゲーム目も10-9とするが、王の驚異の粘りで10-12で失う。

伊藤の決め球すら返す王、それでも打ち続ける伊藤。5ゲーム目は6-10から3点連取で迫るも届かず。第6ゲームは8-6まで来るも、王に5点連取でねじ伏せられた。

優勝はならなかった伊藤。しかし先週のTOP32で精彩を欠いた伊藤は、今大会でビッグプレーを何度も見せ、日本女子の歴史を開く瞬間に近づいた。

<ITTF-ATTUアジアカップ 女子シングルス決勝>
伊藤美誠 2-4 王芸迪(中国)
11-4/6-11/11-9/10-12/9-11/8-11