「春の高校バレー」として行われる第75回全日本高等学校バレーボール選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地区大会は3日…
「春の高校バレー」として行われる第75回全日本高等学校バレーボール選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地区大会は3日、神奈川など3県で全国大会代表校が決定。神奈川女子では三浦学苑が2-1の逆転で横浜隼人を破り、初の県大会優勝で第1代表となった。
「この大会での優勝のために練習してきた。緊張したけど応援に助けてもらった」。三浦学苑の舟越優菜主将(3年)は応援席に感謝した。
今の3年生は入学直前に広まった新型コロナウイルスのため、入学早々の待機期間や、1年時の高校総体中止などを経験してきた。この大会は久しぶりに保護者ら応援団200人までの入場が認められ、マスク着用なら声出しの応援も許可された。選手たちにとっては高校生活で初めての、声援付きの大会だった。
男女各2校が本大会出場権を得られる神奈川。準決勝で三浦学苑が市橘に、横浜隼人が星槎国際に勝ち、三浦学苑の4年ぶり2度目、横浜隼人の3年ぶり2度目の本大会出場が決まった。
決勝では第1セットを落とした三浦学苑だったが、第2セットは7-10から菊池春帆(3年)の速攻やブロック、舟越のサービスエースなどで逆転、一気に突き放して取り返した。最終第3セットは序盤のリードを中盤に取り返され、21-23とされたが、相手のミスや駒野麻琴(同)の強打などで再び逆転し、突き放した。県大会を制しての本大会出場に、試合直後には涙ぐむ選手も。
「ずっと(県で)優勝したかったけど、高校総体も関東大会も県予選準優勝だったので、最後に勝ち取れてうれしい」。舟越は笑顔で話した。
神奈川第2代表として出場した夏の高校総体は決勝トーナメント1回戦で敗退。その後は「コンビの細かい声掛けとか、当たり前にできることを詰めてきた」と舟越。その成果が出て、横浜隼人に雪辱した。
とはいえ「ここがゴールではない。本大会では1戦1戦、相手を倒して少しでも上に行けるように」。大学進学後はバレー部でマネジャーになり、裏方の仕事を学びたいという舟越は、選手として最後となる大会に照準を合わせた。