「春の高校バレー」として行われる第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会は、5…

「春の高校バレー」として行われる第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会は、5府県で決勝などが行われ、男女各2校に本大会出場権が与えられる大阪は男子が昇陽と清風、女子は金蘭会と城南学園が全国切符を手にした。本大会は東京体育館(東京都渋谷区)で来年1月4日に開幕し、8日に男女の決勝を実施。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、1回戦から準々決勝までは無観客、準決勝と決勝は観客を入れて開催する。

ボールをたたく音にすら威圧感がある。全体重を乗せて放たれたスパイクはレシーバーをいとも簡単にはじき飛ばした。大阪女子代表決定戦。金蘭会は絶対的エース、上村杏菜(2年)のパワーが際立った。履正社を圧倒し、12大会連続12度目の夢切符をつかんだ。

「春高につながったことはすごくうれしい。でも、ここで終わりじゃないと思っています」

ナイジェリア人の父と日本人の母、洋子さんの間に日本で生まれた。身長168センチ、最高到達点301センチ。バレーボール選手としては小柄だが、卒業生で日本代表の宮部藍梨らを育てた池条監督が「パワーはこれまででナンバーワン」と認める逸材。優勝した今年7月のU20アジア選手権では最優秀選手賞に輝いた。

今年1月の春高では準決勝で就実(岡山)に敗れた。夏のインターハイで頂点に立っても思いは変わらない。「春高でリベンジしたい」。春高の悔しさは春高で晴らす。(武田千怜)