第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第20節早大21-21-13順大【得点】(早大)08’駒沢 直哉、6…

第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第20節
早大1-2
1-1
順大
【得点】
(早大)08’駒沢 直哉、63’平松柚佑
(順大)34’名須川 真光、38’金子 遼太郎、47’寺山 翼

 今季3勝目となった前節。早大はこのまま流れをつかみ、残留に向けて勝ち点を上げたい。今節迎えるは順大。負けたら降格が決定するため、互いに譲れない戦いとなった。前半開始直後に先制点を奪うが、立て続けに2失点を許してしまう。後半は途中交代のMF植村洋斗(スポ3=神奈川・日大藤沢)やMF平松柚佑(社3=山梨学院)を中心に反撃するもチャンスを生かしきれず3-2という悔しい結果となった。

 


今季、6得点目を挙げた駒沢。好調を保ち続け、順調にゴール数を増やしている

 前半の立ち上がりは早大がペースを握る。8分、FW駒沢直哉(スポ2=ツエーゲン金沢U18)が1人で突破し、先制ゴールを決め幸先の良いスタートを切る。その後11分、1対1のピンチをGK平田周(スポ4=東京・国学院久我山)がファインセーブ、失点は免れた。一進一退の攻防が続く中、34分、相手FWが振り向き様にシュートを放つ。これを平田周が止めきれず、同点ゴールを許してしまう。完全にペースを掴まれ、38分にはCKから勝ち越される。43分、MF安斎颯馬(社2=青森山田)のFKからチャンスをつくるが、相手GKに阻まれ得点に繋げられず前半が終了した。

 


佳境となる今節には多くの部員が駆けつけた。試合後、平松は「部員は早くから練習して駆けつけてくれました。声を枯らして、応援をしてくれていました。自分たちのためではなくて応援しにきてくれた方々のために勝たなくてはいけませんでした。あきらめるという選択肢は今の自分たちにはないです」と語った

 後半開始直後の47分、相手のFKから3点目を許し、さらに点差が開いてしまう。流れを変えたい早大は植村と平松を投入し、ボール保持率を高めチャンスをつくる。61分に右サイドを崩すと駒沢の抜け出しから最後は安斎がシュートを打つも、オフサイドとなる。その直後、再び右サイドから崩し、DF西尾颯大(スポ4=千葉・流通経大柏)の縦パスからMF森璃太(スポ3=川崎フロンターレU18)がクロスをあげる。このクロスに平松が合わせゴール、点差を縮める。77分にも途中交代のMF水野雄太(スポ4=熊本・大津)がCKのこぼれ球から強烈なシュートを打つが相手GKの好セーブにより同点ゴールとはならなかった。最後まで相手のDFを崩せずに惜しくも敗戦となった。


円陣を組む早稲田イレブン。背水の陣で挑む次節、「来週の1試合を大事に、戦っていきたい」と平瀬が語るように必ずや勝利を収めてくれるはずだ

 今節早大は駒沢が2試合連続で先制点を決め、開始早々から順調な滑り出しであった。しかし、その後はミスが続き順大にチャンスを与える展開となってしまった。外池大亮監督(平9社卒=東京・早実)も「自分たちのミスからリズムが崩れた」と語っていた。今季残り2試合。厳しい状況だが、前を向き「挑み続ける」気持ちを忘れずに勝利を収めて欲しい。そして降格圏から脱し、多くの人に「活力」を届けてもらいたい。

(記事 大濵愛弓 写真 宮下幸、長野雪華)

 

早大メンバー
ポジション背番号名前学部学年前所属
GK◎平田 周スポ4東京・国学院久我山
DF24西尾 颯大スポ4千葉・流通経大柏
DF平瀬 大スポ4サガン鳥栖U18
DF27神橋 良汰スポ2川崎フロンターレU18
DF安斎 颯馬社2青森山田
→69分20水野 雄太スポ4熊本・大津
MF小倉 陽太スポ3横浜FCユース
MF31山下 雄大スポ4柏レイソルU18
→54分10植村 洋斗スポ3神奈川・日大藤沢
MF15森 璃太スポ3川崎フロンターレU18
MF19東 廉スポ2清水エスパルスユース
→HT12藤本 隼斗スポ3柏レイソルU18
MF33小松 寛太教3東京・早実
→54分平松 柚佑社3山梨学院
FW18駒沢 直哉スポ2ツエーゲン金沢U18
→80分奥田 陽琉スポ3柏レイソルU18
◎=キャプテン
監督:外池大亮(平9社卒=東京・早実)
関東大学リーグ戦1部 順位表
順位大学名勝点試合数得点失点得失差
明大442014392217
東京国際大392011391524
桐蔭横浜大352011342115
筑波大3420102718
法大32202828
東洋大3120302010
拓大28203433
国士舘大27203324
流通経大2020102652−26
10駒大17205112239−17
11早大1420121634−18
12順大1320131739−22
第20節終了時点
コメント

外池大亮監督(平9社卒=東京・早実)

――今日の結果を受け止めての率直な気持ちをお聞かせください

 今日の試合は自分たちのチームが厳しい中でも成長してきた部分とか、この間の試合の成果とか、勢いみたいな部分を今日はつなげようと思っていました。覚悟をもってやってきたので、そういう意味ではインターバルというか期間は短かったのですが、すごく良い状態で試合には臨めたのかなとは思っています。しかし、結果は非常に残念です。

――前半8分に先制点を決めた中で、その後追いつかれる展開になりました。前半の流れを振り返っていかがですか

 本当に良い流れというか、しっかり先制点をとれればというところはみんなで共有していました。やはり前半20分のところまでを本当に手堅くやっていこうというところはありましたね。点をとってから、少し相手にボールを握られたのですが、ここの部分は少し仕方ないのかなと思いつつも、そのような中でアンラッキーというかミスから失点をしてしまいました。みんなが失点後、集まって会話はしていましたが、そこの部分でもう1つの追加点を奪われたという意味では非常にもったいないと思います。このゲームの重さがそうさせてしまったのではないかと。この難しい状況の中でマネジメントができなかったなと感じています。

――ハーフタイムに選手たちに何を伝えられましたか

 2-1であったので、もう一度1点を返すというところと、あと前半なかなかリズムが途中から取り返せなかったので、そこに対しての整理をして、送り出しました。しかし、早々にセットプレーから失点をしてしまいました。非常にもったいない失点であったなと思います。状況がそうさせたのか、まだまだ我々がそういったところに耐えうる、向き合うという状況をつくれなかったのは非常に悔しいなと思います。

――後半を振り返ると

 順天堂さんも苦しい時間になってくる中で、我々としてはなんとかパワーをださなくてはならない、ゲームを取り戻さなくてはならないというところで平松柚佑(社3=山梨学院)、植村洋斗(スポ3=日大藤沢)という3年生の中心メンバーを投入しました。そこはエネルギーをだせたと思いますし、もう1つ返して、なんとか同点に、逆転という空気もありました。後半の最初の失点によって、自分たちで難しくしてしまったなと思います。

――得点シーンも含め、チームとしての狙いが出せていた部分もあったのではと伺えましたが

 試合状況がそうせざるを得ないというところもあったという場面も多かったです。まだまだ力が足りないのだなということを痛感させられる試合でした。

――敗因についてはどのように分析されていますか

 自分たちのミスからリズムが崩れましたし、その中でなかなか取り戻せないなかで、失点という状況にしてしまったというところはまだまだ力が足りません。ラスト2試合は本当に絶対勝つしかないという状況です。しかし、我々にはまだチャンスがあると信じていますし、そういう意味でまだ直接対決もあるし、学生たちとそこを改めて奮い立たせて、あと2試合前を向いて顔を上げて進んでいきたいと思います。

平瀬大(スポ4=サガン鳥栖U18)

――今日の試合を振り返っていただけますか

 最初は先制点を決めて良い形で入れたと思いましたが、ああいった形で失点してしまって、そこから立て直すように自分たちが持っていこうとしました。うまく持っていけずに追加点を取られてしまいました。チームとして、失点しても落ちないようにっていうのは試合前からやっていこうということで、入ったのですが、失点したあと気持ちの部分で落ちた選手が何人か居たのかなと思います。

――その中で、チームの雰囲気づくりのためにどのような声がけをされていましたか

得点しても、失点してもまずは入りの部分でシンプルにボールを前に蹴るということ、そこからは気持ちの部分で、相手に身体負けないであったり、気持ちの面に関する声がけをしました。

――今節、平瀬選手に求められていた役割というのは

 やはり失点しないということです。前回の試合も失点しないで勝ったので、失点しなければ負けはしないので、まずは失点しないということを意識していました。

――同点、逆転に至らなかった要因は何だとお考えですか

 自分たちがボールを保持している時間が少なかったというこだと思います。

――後半はより球際に激しくいっているように伺えましたが

 ボールに強くいくっていうのは、自分の強みでもあります。まずは自分がボールを奪って、チームを引っ張っていけたら良いなと思ってプレーしていました。

――セットプレーからの失点や危機というものが今節は多かったように伺えましたが相手のセットプレーに対するプレーに関してはいかがでしたか

 過去にもセットプレーで何点か取られています。その度に練習で改善をしているつもりだったのですが、やはりこうやってやられてしまうということは、もっと改善しなければいけない部分があると思います。まずはセットプレーを取らせないというのが大事かなと思います。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

 残り2試合あって、他力にはなってしまうんですが、他のチームの結果も気にしつつ、一週間積み上げる時間はあるので、来週の1試合を大事に、戦っていきたいです。

p class=”mt15″> 平松柚佑(社3=山梨学院)

――今日の試合の感想をお願いします

 いよいよやばいなというのと今日の試合に関しては、自分たちで試合を壊してしまったと思います。もちろん、順天さんもすごく良いサッカーをされていて強かったですし、上手かったですが相手に負けたというよりも自分たちが負けたという印象です。

――2点ビハインドの状況で投入された際にどのようなことを意識してゲームに入りましたか

 とにかく自分が3点取ろうと思いました。結果的には1点しか取れなかったので、何もできなかったという印象です。

――植村選手(洋斗、スポ3=神奈川・日大藤沢)と同時投入され、お二人で中盤でゲームを落ち着かせられたように伺えました

 1点ビハインドで順天さんは守りに入った、守備に重きを置いたシステムだったり戦い方になりました。なので、自分たちがボールを握る展開、悪く言うと持たされていた展開になっていたと思います。

――得点シーンを振り返ってください

 入る前に小澤さんからニアよりファーの方がマークを外れると言われていました。璃太(森、スポ3=川崎フロンターレU18)が抜け出してニアに中で欲していたので、自分はファー気味中央に走っていったら良いボールが来たのでそこに当てるだけでした。

――同点、逆転といかなかった要因はどこにあったとお考えですか

 あんまり気持ち、気持ちとは言いたくないのですが、試合の入りから普段ならしないミスも多かったです。この試合にかける気持ちというのが、うちよりも順天が強かった。そこに尽きると思います。

――最後まで諦められない姿勢というものが伺えたのですが、その姿勢を貫けたとご自身でも感じられていますか

 もちろん勝たなくてはいけない状況ではありますし、保護者の方や部員も多く集まってくれました。部員は早くから練習して駆けつけてくれました。声を枯らして、応援をしてくれていました。自分たちのためではなくて応援しにきてくれた方々のために勝たなくてはいけませんでした。あきらめるという選択肢は今の自分たちにはないです。

――試合後のミーティングではどのようなことが話されましたか

 試合を振り返るというよりも、「あと2つ全員で勝つその準備をしていこう。全部のカテゴリーでやっていこう」という話がありました。

――次節は流通経大との直接対決になりますり。どのように戦っていきたいですか

 今週また初めにベースを考えます。やはり、ベースの部分の早稲田らしさ「謙虚に」「愚直に」「泥臭く」この1週間見つめ直して戦えればと思います。