第2回は名門・昭和学院高出身の先輩後輩コンビ、江連織圭主将(スポ4=千葉・昭和学院)と山田梨央(スポ1=千葉・昭和学院…

 第2回は名門・昭和学院高出身の先輩後輩コンビ、江連織圭主将(スポ4=千葉・昭和学院)と山田梨央(スポ1=千葉・昭和学院)の2人です!早大ハンド部に入る前から交流があったという2人。大学入学前から現在に至るまでのエピソードなどを語って頂き、仲の良さが伺えた対談となりました!

※この取材は10月23日に行われたものです。

「チームが学年とか関係なく一つにならないといけない」(山田)


秋季リーグを振り返る江連主将(写真左)

――秋のリーグを振り返って感想をお願いします

江連 秋はうまいこと噛み合わなくて、自分たちの武器を出せないまま7試合終わってしまったため、悔しいの一言です。人数が少ないながらハプニングを乗り越えられたので、結果は出せなかったんですけど、チーム力は上がったかなというのはあります。

山田 アクシデントとかも多くて1年の私も(出場)できる機会が多かったんですけど、人数が少ないから1年という立場に甘えちゃいけないと感じました。チームが学年とか関係なく一つにならないといけないというのを強く感じました。

――春リーグに比べて良かった点は

江連 基本的には春の方が良かったです。強いて言うなら秋リーグの一週間前くらいにクラスターが起きてしまったため、練習ができずに夏休みとかに積み上げてきたものを持っていけませんでした。でも、急ピッチで仕上げなければいけない状況だったのにも関わらず、下級生が改善点などを積極的に伝えてくれるようになって、チームに主体的に参加してくれるようになったのは良かったと思います。

――秋で印象に残った試合はありますか

江連 桐蔭(桐蔭横浜大)戦です。スタメンの子がコロナになってしまって、別の子が足をけがしててそれをかばいながら出てもらっている状況で、コンディションは良くありませんでした。そんな中、みんながディフェンスを頑張ってくれたおかげで同点まで並んだりと、抜かせるチャンスはあったんですけど、追い越すことができませんでした。自分たちのやることができてるのに勝ちきれなかったというところで、日頃の練習の甘さが出ちゃったのかなと感じて悔しかったです。

山田 私も桐蔭戦です。コロナで先輩が抜けてしまった分自分が真ん中に守ることになっていました。噛み合ってる部分も多かったんですけど、試合終盤にディフェンスの詰めの甘さが出てしまって悔しかったです。

――春に比べて個人で成長したなという点は

山田 春ではリハビリ段階にあったので、試合途中でディフェンスに出てることが多かったんですけど、秋季リーグではオフェンスで出ることが増えました。出場機会も増えたため、チームに貢献できるようになった中で、その中で自分に出来ることも多かったなって思いますし、1年生のフレッシュさや勢いをもっと持たせられたかなと感じました。

江連 試合では結果は出せていないので、結果的には春よりは成長できてないと思います。しかし、日頃の練習で急いでチームを仕上げないといけないという中で、3年生とかも練習について意見を出してくれたので、自主性を持つことが出来ました。練習について意味を持たせることができたのは成長した点だと思います。

「中学生の時から練習を一緒にしたりはしていました」(江連)


笑顔を見せる2人。仲の良さが伺えます

――お2人は同じ高校出身ですが、これまで同じチームでプレーしたことはあったのですか

江連 いや、(現在山田が大学)1年で(江連主将が大学)4年なので、(高校時代に同じ部活で活動した時期は)被っていないんですよ。でも、私が高校にいる時に、よく(山田が)中学生の時に練習に来ていたので、梨央(山田)が中学生の時から練習を一緒にしたりはしていました。お互いに知ってはいるけど、しゃべってはいないよね。

山田 私はファンでした。

一同 (笑)。

山田 直接話したのは早稲田に入ってからなんですけど、入る前に織圭さん(江連主将)と同じ受験方式で(早大に)受験することが決まったときに、連絡を取らせて頂いて、色々とアドバイスを頂きました。

――お互いの第一印象は

山田 中学生の時からずっと思っていたんですけど、完璧な人。

江連 (笑)。

山田 まず可愛いじゃないですか(笑)。中学校の時から、可愛いっていうので有名だったんですよ。可愛い+ハンドボールもうまい、そして頭も良くて性格もいいっていうのを聞いてて。高校に上がってからも、そういうイメージはあったんですけど、実際に話してみたら、すごく親身になって話をして下さって。とにかく本当にこんなに完璧な人っているんだなっていう印象です。

江連 やめてほしいほんとに(笑)。

一同 (笑)。

山田 でもお世辞とか抜きですよ。

江連 ほんとに? ありがとう。いいこと言うな~(笑)。私の梨央の第一印象はバカ真面目(笑)。多分梨央がまだ高校生の時に、私が一回昭和(昭和学院高)に行って、喋ったんですけど、すごいかしこまってるんだよね、最初。人見知りなのかな? すごいかしこまって喋るから、「すっごい真面目だなこの子。」って思ってたんですけど、今は意外とやんちゃというか、1年生が基本的にアホが多いなって思ってて(笑)。1年生の世界観が面白いんですよ、独特で。紗由(山野、スポ1=北海道・釧路江南)とか梨央の絡み見てると面白いし。真面目なイメージがあったけど意外とふざけてる子なんだなっていうのが今の印象です。

山田 いい意味でですか?

江連 もちろん!(笑)1年生本当に面白いのでもっとそういうところを(対談で)出してほしいです。

――江連さんは今年で4年生ですが、早稲田の4年間を振り返っていかがですか

江連 すごい大変な4年間でした。最初入学した時は先輩にキーパーが3人いて、私が4人目だったので、(試合で)キーパーにつく時間もないし、今1人でやっていることを4人で分けていた感じだったので、全然練習している感じもなくて。それで2年(時)はコロナで、3年(時)はケガしてて、試合にも出られない感じで、4年(時)でやっとちゃんと活動できているという感じなんですけど、本当に大変なことが多かったなって思います。(現在)同期にプレイヤーがいないから、いろいろと思ったことを言えないという悩みが最初はあったんですけど、でも今は後輩が助けてくれるので、大変だったけど、早稲田のハンド部に入って良かったなって思っています。

――4年生の江連さんから1年生の山田さんに向けて大学生活におけるアドバイスはありますか

江連 早稲田のハンド部は、他の1部の大学と比べて、遊ぶ時間もあるし、ちゃんとハンドもするし、勉強もするしで、全部バランス良くできる大学なんじゃないかなって思います。だから、部活も頑張るけど、遊びも楽しんでいいと思うし、バイトでめっちゃお金稼ぐでもいいと思うし、今までは部活1本で頑張ってきたけど、違うこともいっぱいできるから、そういうのを楽しめたらいいんじゃないかなと思います。

山田 はい。

一同 (笑)。

――来年期待したい選手は

江連 私は紗由です。紗由今結構悩んでるでしょ? 多分今までできてたことができない時期というか、大学に入ってレベルが上がって、今までできてたことができなくなっちゃってると思うところがあるのかなと思います。一番球速いし、一番ミドルシュートとかも本当に強烈だし、折角良いものを持ってるから、それを生かせるプレーが来年できたら多分紗由自身も楽しいと思うので、頑張ってほしいです。

山田 自分も一緒になっちゃうんですけど、同期の紗由です。今は試合とかに出場する機会も減ってきていて、辛かったり悔しい思いをしているのを同期ということもあってすごく分かるんですけど、常に前向きだし、すごい能力も高いし、他の人にはできないプレーができるから、できないことばかりに囚われないで、もっと良いところを出して、一緒に頑張っていきたいなって思います。

「1試合でも多くみんなとハンドできたら」(江連)


色紙に書く内容を話し合う2人

――江連選手は去年のインカレを振り返ってみていかがですか

江連 去年は関学(関西学院大)に負けたんですよね。去年、私はけがをしていて、夏希(川村、スポ3=東京・佼成学園女)の流れが相当悪いときとかにたまに入るくらいで、あまりチームに関われませんでした。個人的には全然チームの役に立てなかったので悔しかったです。今年こそ最後なので頑張ろうと思っています。(去年のインカレは)関学に多分前半は勝っていたんですよ。でも後半に追い上げられてしまった感じで。そういう悔しい負け方をしてしまったと思うので、(去年の)インカレで負けた相手と(今年のインカレの)初戦でできるので、倒したいと思います。

――おっしゃっていた通り、1回戦の対戦相手は7月に定期戦で同点となった関学大に決まりましたがいかがですか

江連 負けたら私は終わりなので、関学に絶対勝ちたいという思いもありますし、早関戦もずっと引き分け(定期戦はこれまで3年連続で引き分け)で、ちゃんと決着がついていないので、勝って終わりたいなというのはあります。

山田 私はまず初めてのインカレということで、やっぱりインカレ独特の雰囲気とかもあると思いますが、そこに早く慣れたいです。1年だから穴だとか思われないように、チームの足を引っ張らないように、織圭さんと1試合でも長くできるように、本当に頑張りたいと思います。

――インカレで早稲田のキーマンになると思う選手は

江連 梨央です。梨央、すごくディフェンスうまいんですよ。この間の入れ替え戦でも、相手の45の人が何もできないくらいすごく良いディフェンスをしていて。プレッシャーをかけるわけじゃありませんが、関学の左45はすごく強いんですよ。で、梨央は結構そこのポジションにいるから、もちろん周りもフォローしますが、もう思い切りいってほしいし、気持ちで負けないようにガツガツいって、ディフェンスしてほしいなと思います。

山田 私は、文乃さん(鶴田、スポ2=山梨・日川)です。ずっとけがが続いていて、秋リーグも出られたのは最後の入れ替え戦だけでしたが、やっぱりその1試合でミドルシュートやサイドシュートといった左利きの強みを感じられて。今まで右利きしかいなかったので、フォーメーションやきっかけも右利きだけで、片側でしかできないとか、攻撃が結構偏っていましたが、文乃さんが帰ってきたことによって、攻撃のバリエーションも増え、幅も広がりました。多分3年生の楓さん(村上、スポ3=福岡・明光学園)や詩織さん(浦野、スポ3=愛知・旭丘)に対するマークが厚くなると思いますが、そこを分散させてくれると思うので、文乃さんの活躍が楽しみです。

――インカレで個人的に頑張りたい、見てほしいプレーは

江連 ディフェンスと連携したプレーというか、地味ですが、私は派手に止めるタイプではないので。ディフェンスが守ったものを確実に止めて、速攻までつなげられるようなディフェンスの起点というか、キーパーのスローはオフェンスの最初のスローでもあるとよく言われますが、そこをしっかり出したいです。キーパーは、自分たちの武器を出すための中心だと思うので、そこを地味だけど確実にできたらいいかなと思います。

山田 私は、さっき織圭さんが言ってくれたディフェンスとディフェンスからの速攻の動きというのを頑張りたいと思っていて。ディフェンスは、身長はそんなに高くないですが、運動量や接触の強さでは相手に絶対負けないという強い気持ちで、自分の前の相手に勝ちたいと思います。速攻は、いつも焦ってしまったり上手くいっていなかったりすると、ちょっと弱気になってパスを探して、先輩方に「前!前!」と言われることが多いので、そういうときでもちゃんとゴールを狙う気持ちを忘れないで、強気で攻められたらいいなと思います。

――最後にインカレに向けての意気込みをお願いします

江連 私はインカレで引退になりますし、インカレのために多分みんなこの1年間頑張ってきてくれたと思うので、しっかりチームでまとまって、関学に絶対勝って1試合でも多くみんなとハンドできたらいいなと思います。まずは目の前の1試合を大事にやっていきたいなと思います。

山田 今織圭さんが言ってくれたみたいに、まずは目の前の相手にしっかり自分の全力を出し切って、勝ち切りたいです。4年生は少ないですが、こうやって今まで引っ張ってきてくれた織圭さんとかのためにも、1試合でも長く一緒にやりたいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 野中美結、大日結貴、山田真由)


山田選手(写真左)は「初めて」の、江連主将(写真右)は「最後」のインカレに挑みます!

◆江連織圭(えづれ・おりか)(※写真右)

2000(平12)年4月11日生まれ。161センチ。千葉・昭和学院高出身。スポーツ科学部4年。1年間主将としてチームを引っ張ってきた江連選手。対談では終始笑顔が見られ、後輩からの信頼の厚さも伺えました。唯一の4年生プレイヤーとして迎える最後のインカレでは、チームの守護神としての活躍に注目です!

◆山田梨央(やまだ・りお)(※写真左)

2003(平15)年7月4日生まれ。160センチ。千葉・昭和学院高出身。スポーツ科学部1年。秋季リーグからスタメンとして出場している山田選手。これまでハンドボール以外にも水泳、バスケ、テニスなど様々なスポーツ経験があるそうです!インカレではディフェンスからの速攻を中心に強気のプレーでチームを勝利へ導きます!