7日に兄妹同日V ウズベキスタンで開催されている世界柔道は7日、男子66キロ級決勝が行われ、昨夏の東京五輪で金メダルを獲得した阿部一二三(パーク24)が丸山城志郎(ミキハウス)に優勢勝ち。女子52キロ級で優勝した妹・詩(日体大)との兄妹同日…

7日に兄妹同日V

 ウズベキスタンで開催されている世界柔道は7日、男子66キロ級決勝が行われ、昨夏の東京五輪で金メダルを獲得した阿部一二三(パーク24)が丸山城志郎(ミキハウス)に優勢勝ち。女子52キロ級で優勝した妹・詩(日体大)との兄妹同日優勝を達成した。国際柔道連盟(IJF)のマリウス・ビゼール会長は兄妹が交わした抱擁シーンに「感動の瞬間。おめでとう」と祝福を送っている。

 一二三は因縁のライバル・丸山に小外掛けによる技ありで勝利。一足先にチェルシー・ジャイルズ(英国)に優勢勝ちし、優勝を決めていた詩との兄妹Vを果たした。一二三は試合を終えると、自身の試合を白い柔道着をまとったまま見守っていた詩の下へ。小走りで駆け寄り、抱擁を交わした。兄妹の仲の良さをうかがわせるシーンだった。

 IJFのマリウス・ビゼール会長は、2人がハグを交わした写真2枚をツイッターに公開した。「タシケントの世界選手権2日目、感動の瞬間 アベ兄妹の世界選手権金メダルにおめでとう」と文面に記し、優勝を称えていた。(THE ANSWER編集部)