世界卓球団体戦女子準決勝 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は7日、中国・成都で女子準決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同5位ドイツと対戦し、3-0のストレート勝ちで4大会連続となる決勝進出を決めた。第1試合の早田ひなが…

世界卓球団体戦女子準決勝

 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)は7日、中国・成都で女子準決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同5位ドイツと対戦し、3-0のストレート勝ちで4大会連続となる決勝進出を決めた。第1試合の早田ひなが常に先行を許す苦しい展開ながらも連続得点で大逆転。2016年リオデジャネイロ五輪準決勝で敗れた因縁の相手を撃破した。隣のコートで男子の試合中だった地元中国の大声援と鳴り物応援が響いたが、選手は意に介さずだった。

 大会関係者とわずかな観客のみが観戦している今大会。日本の女子準決勝と時を同じくして、隣のコートで男子の準決勝で中国が登場した。試合中は中国が得点するたび、大きな歓声が沸き起こり、パチパチと音がする鳴り物の応援グッズも響いた。時には「加油!(頑張れ!)」のコールも。当然、日本のプレー中にも騒然とした空気となり、テレビで視聴していた日本のファンからネット上で「隣のコート騒がしい」「加油コールがすごい」との声が上がったほどだった。

 それでも、第2試合を戦った伊藤美誠は意に介さず。試合後の取材エリアでは「あまり気にならなかったです」と言い、「逆にこの舞台で経験できたからよかったかな」と前向き。8日の決勝はその中国と激突する。アウェーの空気は必至。「明日(決勝)はたぶん、お客さんというよりはたぶん関係者だと思うんですけど、声援があるので、その中で試合ができたのでよかったかな」と繰り返し、予行演習になったかとの問いには「そうですね」とうなずいた。(THE ANSWER編集部)