中日―楽天 楽天に勝利し、タッチを交わす(左から)中日の荒木、先発小笠原ら=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】 中日が6対3で東北楽天に勝利。荒木が価値ある2点タイムリーを放ち、2000安打まで残り1とした。 先発は今季0勝1敗、防御率3…

中日―楽天 楽天に勝利し、タッチを交わす(左から)中日の荒木、先発小笠原ら=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 中日が6対3で東北楽天に勝利。荒木が価値ある2点タイムリーを放ち、2000安打まで残り1とした。

 先発は今季0勝1敗、防御率3.71の小笠原と、同0勝0敗、防御率5.63の古川。両先発ともに走者を出しながらも粘りの投球を展開し、序盤はスコアレスで進んだ。

 試合を動かしたのは中日。5回裏、ゲレーロのセンターフェンス上部を直撃する3塁打で口火を切ると、平田が鋭く振り抜いた打球はレフトフェンスを直撃するタイムリー2塁打で先制。7回裏に1死2、3塁の場面で荒木がしぶとくセンター前に弾き返す2点タイムリーで加点すると、8回裏にはゲレーロが球団最長タイの史上7人目となる5試合連続本塁打の15号ソロなどで3点を奪いダメ押しに成功した。絶好調のゲレーロは「本当にいい形で打席に入れているよ。みんなのアドバイスのおかげだね」と手応えを口にしていた。

 投手陣は小笠原が5回を2安打無失点。2番手でマウンドに上がった伊藤が6、7回の2イニング、8回は三ツ間と岩瀬の念を押した継投策が奏功した。9回に福谷が3点を失うも、その後を守護神・田島が締めくくった。今季初勝利を挙げた小笠原はプロ2年目で本拠地ナゴヤドームでの初勝利を手にした。

 一方、敗れた東北楽天は9回表に島内の6号3ランで追い上げるも及ばず。8回裏に暴投で献上した2点が最後に響いてチームの連勝は5でストップした。