巨人―オリックス 巨人に勝利し、タッチして喜ぶ安達(中央)らオリックスナイン=東京ドーム【写真提供:共同通信社】 土壇場で脅威の粘りを見せたオリックスが6対5で読売巨人に逆転勝利。5連勝で交流戦の首位に躍り出た。 先発は今季4勝3敗、防御率…

巨人―オリックス 巨人に勝利し、タッチして喜ぶ安達(中央)らオリックスナイン=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 土壇場で脅威の粘りを見せたオリックスが6対5で読売巨人に逆転勝利。5連勝で交流戦の首位に躍り出た。

 先発は今季4勝3敗、防御率3.32のマイコラス、同2勝3敗、防御率3.77の西。読売巨人は、1番に坂本、今季初スタメンのクルーズを5番に入れる新オーダーで連敗ストップに挑んだ。両先発が抜群の立ち上がりを見せ、緊迫した投手戦となった試合が動いたのは4回。オリックスは、ヒットと2つの四死球で1死満塁のチャンスを作ると、8番・若月がセンターへ犠牲フライを放ち1点を奪う。オリックス先発の西に、6回までわずか1安打に抑えられていた読売巨人打線は、7回にようやく反撃。無死1塁で4番・村田が甘く入ったストレートを右中間スタンドへ運ぶ3号2ランを放ち逆転。さらに、2死満塁で坂本の2点タイムリーが生まれリードを3点に広げた。

 このまま試合終了かと思われた9回、オリックスは、代打・ロメロが6号ソロ、3番・安達、4番・小谷野の連続タイムリーで3点を奪い試合を振り出しに戻す。そして延長11回、安達の1号ソロと6番・武田のタイムリーで勝ち越し。その裏、近藤が1点を失ったものの、逆転は許さず大接戦に終止符を打った。

 この試合、6打数4安打2打点と大活躍の安達は、「今までぜんぜん打てていなかったので、打てて勝ててよかったです」と笑顔。一方、11年ぶりの8連敗となった読売巨人は、新守護神・マシソンが誤算だった。