代打ダフィーが決勝打！千葉ロッテが延長12回の激闘を制す！

広島―ロッテ　１２回ロッテ２死二塁、代打ダフィーが右中間に勝ち越しの二塁打を放つ＝マツダ【写真提供:共同通信社】

　延長12回までもつれた4時間超のロングゲームの末、千葉ロッテが5対4で広島東洋を下した。

　千葉ロッテが広島東洋先発・九里の立ち上がりを攻め、4本の長短打と2つの四球で、初回から4点を先制した。先頭の大嶺翔が二塁打で出塁し、清田のタイムリーで1点を先制し、さらに根元、吉田のタイムリーで試合の主導権をつかんだ、

　広島東洋は千葉ロッテ先発涌井の前に4回まで2安打に抑えられたが、5回にワンチャンスをものにした。この回先頭のエルドレッドの「逆方向へ良い打球が飛んでよかった」というソロ本塁打が反撃の口火となり、四球とヒットで1死1、2塁とした後、田中の「最高の結果になってよかった」という右中間スタンドへの3ラン本塁打で試合を振り出しに戻した。

　その後は両チームとも走者は出すが、リリーフ陣が後一本を許さない展開で延長戦に突入。引き分けの気配が漂い始めた12回表、千葉ロッテが2死2塁から代打・ダフィーが決勝点となる勝ち越し2塁打を放った。

　広島東洋は初回の4点のビハインドを2本の本塁打で追いついたが、延長戦で7番手のブレイシアが失点。残りアウトひとつで負けはない状況だったが、踏ん張り切れなかった。