世界卓球団体戦、日本はルーマニアに苦戦も2連勝 2日に中国・成都で行われた世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)男子グループリーグ第2戦で、世界ランク3位の日本は、同20位のルーマニアに3-2で勝利。2連勝となった。チーム最年…

世界卓球団体戦、日本はルーマニアに苦戦も2連勝

 2日に中国・成都で行われた世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)男子グループリーグ第2戦で、世界ランク3位の日本は、同20位のルーマニアに3-2で勝利。2連勝となった。チーム最年少19歳のエース・張本智和(IMG)が1勝1敗と苦戦する中、全日本王者の戸上隼輔(明大)が2勝の活躍。日本を救った男について、中国メディアは「戸上は決して張本に見劣りすることはない」などと称えている。

 中国メディア「紅星新聞」は、日本―ルーマニアの試合について「戸上が2勝し、日本は最終的に3-2でなんとか相手を破り、予選2勝目をあげた」などと結果を報道。勝利がかかった第4試合で、張本がルーマニア屈指の実力者O・イオネスクに敗れて2勝2敗となり、最後は戸上が日本のピンチを救ったことを伝えている。

 記事では「張本がずいぶん前から名を成したのと違い、戸上が頭角を現したのはここ1年」と戸上の成長を伝え、「この大会、日本で最も安定している戸上は、今回も出色のパフォーマンスで、3-0で簡単に相手を下した」と、E・イオネスク相手の第5戦で見せた強さに注目した。

 また「戸上は近距離での攻撃、スピードの速さ、フォアハンドの殺傷力、更には打ち方の先進性といった面で決して張本に見劣りすることはない。張本の状態が芳しくなかった今回、戸上が日本チームの大棟木をしっかりと支えた」と攻撃力を表現。日本でエース級の実力を持ち合わせていると称賛している。(THE ANSWER編集部)