トルコの名門クラブであるフェネルバフチェが圧巻の“チームワークゴール”を決めている。■11人全員がボールに触ってゴール…
トルコの名門クラブであるフェネルバフチェが圧巻の“チームワークゴール”を決めている。
■11人全員がボールに触ってゴール
スーパーゴールが決まったのは、8月18日に行われたヨーロッパリーグ(EL)の予選プレーオフのオーストリア・ウィーン戦1stレグだった。
アウェイに乗り込んだフェネルバフチェは開始8分にFWジョシュア・キングのゴールで先制に成功し、幸先いいスタートを切る。スコアは動くことなく終盤に突入すると、89分に話題のゴールが生まれた。
フェネルバフチェはGKアルタイ・バユンドゥルからパスをつなぎ始め、DFと中盤の選手を中心にゆっくりとポゼッションを開始。ピッチの幅を広く取り、左右に揺さぶりながら相手ゴールを目指していった。チームはそのまま30本以上連続でパスをつなぐと、38本目のパスでクロスを上げてゴール前に侵入。相手のヘディングでのクリアが小さくなったところをFWディエゴ・ロッシがワンタッチで振り抜いた。
そしてこのシュートが相手に当たって跳ね返り、ゴール前にこぼれたボールにFWセルダル・ドゥルスンが反応して押し込み、ネットを揺らす。
11人全員で実に40回のボールタッチを記録したこの“チームワークゴール”には、SNSで「芸術作品だ」という声が挙がっている。また、フェネルバフチェとバルセロナを合わせて「フェネルセロナ」というコメントも寄せられた。
■EL本戦出場なるか
昨季のスュペル・リグにおいてトラブゾンスポルに次いで2位フィニッシュとなったフェネルバフチェは、今季のチャンピオンズリーグ(CL)本戦出場を目指して予選2回戦から登場。しかしディナモ・キエフに惜しくも敗れてしまい、EL予選3回戦に回ることとなった。
クラブはその3回戦を突破し、現在は本戦出場がかかったプレーオフを戦っている。1stレグを2-0で勝利し、ホームでの2ndレグに向けてアドバンテージを得たフェネルバフチェは、果たして本戦にたどり着けるのだろうか。