元アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノが、監督として初タイトルを手にした。 リーベル・プレートでプロキャリアをスタートし、リバプールやバルセロナなどで活躍したマスチェラーノ氏。中国の河北華夏を経てエストゥディアンテスに加入し母国復帰…

元アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノが、監督として初タイトルを手にした。

リーベル・プレートでプロキャリアをスタートし、リバプールやバルセロナなどで活躍したマスチェラーノ氏。中国の河北華夏を経てエストゥディアンテスに加入し母国復帰を果たすも、2020年11月に現役引退を表明した。

その後、セカンドキャリアとして、昨年1月にアルゼンチンサッカー協会(AFA)のテクニカル部門のディレクター職に就いていたが、今年からU-20アルゼンチン代表監督に就任。初の監督業をスタートさせた。

6月に行われたモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)の5・6位決定戦では、U-19日本代表と対戦し、3-2で勝利していた中、今月はアルクディア国際ユースサッカートーナメント(COTIF)に出場。

同大会は1984年から毎年バレンシアのアルクディアで行われている大会で、クラブや代表問わず、20歳以下のチームが参加可能。2009年には日本代表も出場しており、3位で終えている。

8チームが参加した今大会はアルゼンチンの他、ウルグアイ代表やバレンシア、ビジャレアル、レバンテといったチームが出場した中、グループステージを突破したアルゼンチンやウルグアイ、レバンテ、バレンシアが準決勝に進出。アルゼンチンはレバンテを下し、決勝へ駒を進めた。

AFAのクラウディオ・タピア会長や、A代表のジオバニ・ロ・チェルソが見守る中行われた決勝戦は、ウルグアイとの南米同士の対決に。激戦が予想されたが、試合はアルゼンチンが圧倒。開始8分にアグスティン・ジアイ(サン・ロレンソ)のゴールで先制すると、後半にはイグナシオ・ダニエル・マエストロ・プッチ(アトレティコ・トゥクマン)、ブライアン・アギーレ(ニューウェルズ・オールドボーイズ)、ラウタロ・ナウエル・オバンド(アルヘンティノス・ジュニアーズ)がゴールを決め、4-0で完勝を収めた。

2012年、2018年に続く史上3度目の大会制覇を成し遂げたアルゼンチン。マスチェラーノ監督は指揮官転身から8カ月で初タイトルを手にすることになった。