フィギュアスケート男子の羽生結弦は19日、都内で記者会見を行い、プロのアスリートとしてスケートを続ける意向を発表した。 羽生は会見で「他のスケーターと比べ続けられることはなくなりました。ただ、これからは4回転半ジャンプにもより一層取り組んで…

フィギュアスケート男子の羽生結弦は19日、都内で記者会見を行い、プロのアスリートとしてスケートを続ける意向を発表した。

羽生は会見で「他のスケーターと比べ続けられることはなくなりました。ただ、これからは4回転半ジャンプにもより一層取り組んで、皆さんの前で、成功させることを強く考えながらこれからも頑張っていきます」と決意を述べた。

◆羽生結弦「僕は、僕の追い求める理想のフィギュアスケートを」 プロ転向へ「決意表明」一問一答

■「たくさんの応援のおかげで、僕はここまで来られました」

冒頭のコメントは以下の通り。

このたびはこのような場に皆さん集まってくださり、そして見てくださり、本当にありがとうございます。最初にもう一つだけ、感謝を述べさせていただきます。

先の一部報道であったとおり、いろいろなことを言われてしまいましたが、その中でも自分のことを、そしてここまで応援してくださっている方々を含め、いろんなことを考えながら、お気持ちを大切にしていただきながら、自分が決意を表明することを常にメディアで発信してくださった方々に、深くお礼をさせてください。本当にありがとうございました。

これまでたくさんの応援のおかげで、僕はここまで来られました。ここまで頑張って来られました。そして、ここにいてくださっているメディアの方々、そしてカメラマンの方々も含め、本当にたくさん応援していただきました。そういった皆さんの応援の力の中で、羽生結弦としてフィギュアスケートを全うできるのが本当に幸せです。

まだまだ未熟な自分ですけれども、プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意しました。本当に、緊張しています。こんなしがない自分なので、言葉遣いが悪かったり、噛んだりしても許してください。

これからもプロのアスリートとして、競技者としての他のスケーターと比べ続ける、比べ続けられることはなくなりました。ただ、これからは自分のことを認めつつ、また自分の弱さと、そして過去の自分とも戦い続けながら、これからも滑っていきたいと思います。

そして4回転半ジャンプにも、より一層取り組み、皆さんの前で成功させられることを強く考えながら、これからも頑張っていきます。どうか、戦い続ける姿をこれからも応援していただけたら嬉しいです。そして一人の人間として、自分の心を大切にしたり、守っていくという選択もしていきたいなと思います。

僕がこれまで努力してきたこととか、そういったことが応援してくださる方々に評価していただいたり、見てもらえたり、そこで何かを感じていただけたり、そんなことが僕は本当に幸せです。その幸せも大切にしていきたいなと思っています。

■「羽生結弦の理想を追い求めながら頑張っていきます」

いろんな選択をしていく中で失望したなとか、もう見たくないなとか、思われてしまうととても悲しいですけれども、それでも自分のスケートがやっぱり見たいなとか、見る価値があるなって思っていただけるように、これからももっともっと頑張っていきますので、応援していただけたらうれしいです。

そして、これまで応援してくださった。たくさんの方々、今回もどんなどんな決断でも、どんな時でも今回のこんな会見でも頑張れって、緊張するだろうけど、応援しているよって、応援してくださるコメントを寄せてくださってて、本当に僕はいつも救われています。本当にありがとうございました。

最後になりますが、羽生結弦として、そしていち人間として、ここまで育ててくださった幼稚園、小学校、中学校、高校、大学といろんな先生方、そしてフィギュアスケートを教えてくださった先生方、たくさんの先生方、本当にありがとうございました。

また、自分の心を、自分のことを大切にしてくれた人たち。本当に、本当に本当にありがとうございました。僕は自分の口から決意を言いたいと思っていたので、事前に大切な人たちに言うことはできなかったんですけれども、それでも何も言わずに自分のことを大切にしてくれて、なんか僕もそういう大切な方々が本当に大切だなって思いましたし、またこれからも大切にしていきたい、と思いました。

本当に僕なんかのことを大切にしてくださり、本当にありがとうございました。これからもより一層頑張っていきます。まだ今までスケートを生で見たことがない方も含めて見てよかったなって、絶対見る価値があるなとか、そういうふうに思っていただけるように、これからもさらに頑張っていきます。

そして4回転半ジャンプを含めて挑戦を続けて、これからもさらに高いステージに行けるように頑張っていきます。これからはプロのアスリートとして、そしてスポーツであるフィギュアスケートを大切にしながら、加えて羽生結弦の理想を追い求めながら頑張っていきます。

これからも戦い抜く姿を応援してください。今日、本当にありがとうございます。まだまだ自分の口から、自分で考えてきたことだけだと話せないことはいっぱいあるので、質問いっぱいください。そしたら喋れると思うので、どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。

以上です。

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文・SPREAD編集部