今週は東京競馬場でオークス(芝2400m)が行われる。

阪神ジュベナイルF、桜花賞はいずれも1-2人気が馬券外に敗れる結果に。確たる中心馬不在の今年の3歳牝馬路線は混戦ムードを漂わせる。昨年と同じく波乱決着の可能性は十分だ。

過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに、有力馬と穴馬候補を紐解いていく。

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■スターズオンアースを後押しする「馬券内率80%」データ

デビュー以降、いまだ馬券外がない安定株。前走桜花賞は決してスムーズなレースとは言えなかったが、馬群をこじあけるように鋭進し桜の女王の座に輝いた。二冠を目指す今回は大外枠の壁が立ちはだかるが、それを乗り越える可能性が見出せるデータがこちら。

・クイーンカップ→桜花賞のローテで桜花賞3着内だった馬【0-2-2-1】

馬券内率は80%。エフティマイアやヴィルシーナ、ホエールキャプチャにクロノジェネシスがこのローテーションで馬券内を確保した。桜花賞が外回りに替わった2007年以降、クイーンカップ組に鬼門の桜花賞で3着内は高い価値があることを示すデータだ。今回はC.ルメールへの乗り替わりだが、同騎手は今年の東京芝重賞で【0-4-0-2】。二冠に向けてデータ面での後押しは心強い。

■ウォーターナビレラに立ちはだかる「前走大幅馬体重減」の壁

前走桜花賞は勝ち馬とハナ差の2着。世代トップクラスの実力を改めて証明したのがウォーターナビレラだ。距離ロスなく走れる最内枠をゲットした今回は陣営のトーンも上り調子。悲願のGI制覇に突き進みたいところだが……気がかりなデータを発見してしまった。

・桜花賞でマイナス10キロ以上の馬体重だった馬【0-0-0-11】

アユサンやローブティサージュといったGI馬も該当したこのデータ。1頭も馬券内を確保することができておらず、短期間での立て直しは想像以上に困難なミッションなのだろう。ウォーターナビレラの前走桜花賞はいかにも勝負仕上げの感あり。差し有利のレース傾向も含めて、今回は不安材料が先行してしまう印象を受ける。

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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022オークス-データ分析編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。