男子テニスのセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)は23日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのK・ハチャノフを4-6, 6-1, 6-2で破り、今季初の決勝進出…

男子テニスのセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)は23日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのK・ハチャノフを4-6, 6-1, 6-2で破り、今季初の決勝進出を決めた。試合後、「自分にとって今シーズン最高の2セットだった」と振り返った。
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過去5勝1敗のハチャノフに対してジョコビッチは第1セット、オープニングゲームをブレークされると、ブレークバックをすることができずに先取される。
今大会、2回戦と準々決勝をフルセットの末に逆転勝利で勝ち上がってきたジョコビッチは、徐々にプレーの安定感が増すと第2セットをわずか30分で奪う。
ファイナルセット、地元観客の大声援とともに勢いに乗るジョコビッチは第1、第5ゲームでブレークを奪い、このリードを守って決勝への切符を手にした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでジョコビッチのコメントを掲載し、「正直言って3試合とも僕にとって重要な試合だった。今回もスタートはあまり良くなくて、第1セットを落としてしまった。今大会の2試合と同じように、今日もブレークダウンしてしまったんだ。 第2セットに入ってからは、第1セットでうまくいかなかったバックハンドを中心に振り抜くことができるようになったと思う」と語った。
「第2・第3セットはサーブがうまくいって、主導権を握ることができた。彼(ハチャノフ)もいいプレーをしていたよ。だから、重要な勝利だね。もちろん、今の僕にとってはどんな勝利も重要なんだ」
ジョコビッチは新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)をはじめ、アメリカで開催されたマスターズシリーズにも出場が叶わず、今大会が今季3大会目。
2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)でベスト8、先週まで開催されていたロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では2回戦敗退に終わっており、ジョコビッチは今季初の決勝進出を果たした。
ジョコビッチの決勝進出は、2021年11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)以来、5ヶ月ぶりのこと。
同大会で11年ぶりの優勝を狙うジョコビッチは、決勝で第2シードのA・ルブレフと対戦する。ルブレフは準決勝で第6シードのF・フォニーニ(イタリア)を6-2, 6-2のストレートで破っての勝ち上がり。