【イングリッシュ・プレミアリーグリバプールvsマンチェスター・ユナイテッド 2022年4月19日(日本時間28:00キッ…

【イングリッシュ・プレミアリーグ リバプールvsマンチェスター・ユナイテッド 2022年4月19日(日本時間28:00キックオフ)】

 
 5分という早い時間にいきなりリバプールが先制すると、喜びにきたリバプールのトレント・アレクサンダー=アーノルドがボールをゴールへ蹴り込んだ。するとそれがダビド・デ・ヘアの頬を掠める形となり一触即発に。

 試合は不穏な幕開けとなってしまったが、直後に素晴らしい光景が待っていた。

 7分、リバプールのホームスタジアム、アンフィールドは拍手に包まれた。ユルゲン・クロップ監督も拍手をしている。

 ゴールを決めたルイス・ディアスへ向けてではない。リバプールに関わる誰かのためでもない。

 それは、この試合を欠場することになったマンUのクリスティアーノ・ロナウドへ捧げられたものだった。

 ロナウドは18日、かねてから明らかにしていた双子が産まれたことと同時に、出産直後にそのうちの男の子が亡くなった(もう1人は女の子で無事)ことを発表した。

「深い悲しみとともに、私たちは誕生したばかりの男の子が亡くなったことを伝えなければなりません。親が感じる最大の痛みです。女の子の赤ちゃんの誕生だけが、この瞬間に少しでも希望と幸福感を持って生きる力を与えてくれます」

「私たちは喪失感に打ちひしがれており、この非常に困難な時期にプライバシーを守っていただけるよう願っています。私たちのベイビーボーイ、君は私たちの天使だ。私たちはあなたを永遠に愛します」

■スタジアム全体の1分間の拍手と歌で追悼

 パートナーであるジョルジナ・ロドリゲスさんに寄り添うため、ロナウドはこの試合を欠場。様々なクラブが彼にメッセージを送る中、リバプールのサポーターはロナウドの背番号にちなんだ7分という時間にスタジアム全体で1分間拍手を送り、You'll Never Walk Aloneを歌って連帯を示すことを選んだ。選手たちは、黒い喪章を巻いてプレーした。

 試合は10分にポール・ポグバが負傷交代となり、ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスのロングボールからマーカス・ラッシュフォードが1人でゴールを奪う、という攻撃パターンしかなくなってしまった。

 5バックを使いながらリバプールに対抗しようとしたユナイテッドだが、プレスの質で負けてしまうだけでなく、どこへ誘導して奪うのかということも定まっておらずに緩々と後退し、最終ラインの前にスペースが生じることに。

 攻撃時には4-4-1-1のような形になるものの、数的優位に立ちやすいはずのサイドでリバプールのサイドバック、アレクサンダー=アーノルドとアンドリュー・ロバートソンがポジショニングで上回り、ポグバと交代で入ってきたジェシー・リンガードがどう立ち回れば良いのかが定まらず。リバプールがイニチアシブを握り続け、22分にはモハメド・サラーが決めて2-0になると、試合の行方は早くも明確になった。

いま一番読まれている記事を読む