■サークルオブライフ

【中間調整】阪神ジュベナイルFを勝利し2歳女王の座に輝いたが、今期初戦のチューリップ賞は好位追走から直線で切れ負けし、3着に終わっている。ただしこれは鞍上M.デムーロ騎手が位置を取りに行く競馬でどこまで脚を使えるのか、試走に徹した感も。調整面は若干手緩かったし、陣営にとっては織り込み済みの敗戦だったと言っていい。その後は栗東滞在で桜花賞を目指す可能性もあったが、美浦での調整を選択。在厩で調整されている。3月21日にはウッド3頭併せを消化。時計こそ遅かったが、初時計でさっそくこのメニューを消化できたあたり、ダメージのからの順調な回復ぶりが見て取れる。以降、ウッドでの乗り込みは順調。3月30日の1週前追いは古馬準オープンと併せられ、直線の併走では相手をアオりにアオった。

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【最終追い切り】1週前追いがある程度の負荷の掛かる内容だったが、最終追いもウッド3頭併せの真ん中を進ませる、意欲的な内容を選択。楽な手応えを保ったまま左右2頭と併入した。タイトに挟まれても力みは感じられず、仕掛けを待てる“遊び”があったのは好感。

【見解】厩舎の先輩アパパネ同様、チューリップ賞後は栗東滞在のプランもあったようだが、結局美浦での調整となっている。トラブルではなくスタッフのコロナ感染の可能性を最小限にとどめる細心の方策のようだし、攻めの順調さを見る限り慣れた美浦での調整が吉と出たようだ。輸送を控えたレース当週追いの時計はウッド5F66秒0-3F36秒5(馬なり)。同様に阪神遠征だったチューリップ賞のそれが5F67秒4-3F38秒4(馬なり)、阪神ジュベナイルFが5F68秒5-3F38秒4(馬なり)という時計から今回しっかり詰めてきたあたりは、確かな成長と体調万全を物語るものだ。好勝負必至の態勢。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

■桜花賞2022 調教動画