「マイナビオールスターゲーム2017」の開催要項発表記者会見が11日、東京都内のホテルで行われ、昨年リーグ優勝チームの監督で今回指揮を執るパ・リーグの栗山英樹監督(北海道日本ハム)とパ・リーグの緒方孝市監督(広島東洋)らが出席した。

 今年で67回目の開催となるプロ野球“夢の球宴”。新たに株式会社マイナビを特別協賛として、7月14日(金)に第1戦をナゴヤドーム(19時試合開始)、翌15日(土)に第2戦をZOZOマリンスタジアム(18時試合開始)にて開催される。
 監督として2013年以来2度目の指揮を執る栗山監督が「今年はWBCもあって、そこに出た選手も素晴らしかったですけど、日本球界にはすごい選手たちがいっぱいいる。そういう選手たちをぜひ見てもらいたい」とファンに呼びかけると、監督としては初の球宴出場となる緒方監督は「ファンの方も楽しみにしていると思いますけど、それ以上に選手たちもプレーするのを楽しみにしている。素晴らしい試合を臨んでいます」と笑みを見せた。

 これまでと大きく変わったのは、大谷翔平(北海道日本ハム)を想定した“二刀流ルール”が誕生したこと。これまでオールスターの出場を辞退すると後半戦開始から10試合出場できない規定があったが、昨年の大谷は先発投手としてファン投票1位で選出されながら、右手中指のまめがつぶれた影響で打者のみの出場となり、その是非について議論が生じていた。そのために、今年から明文化することになった。

 その他、チーム編成28人などは変わらず。5月16日から6月18日の期間でファン投票が実施され、セ・パ各ポジションの1位を選出。同時に選手間投票を行い、不足の選手を監督選抜として選ぶ。個人賞として各試合で選出される最優秀選手賞1名(賞金300万円)、敢闘選手賞(賞金100万円)に加えて、2試合を通して「ファンに夢と感動を届けた選手1名」にマイナビ賞(賞金100万円)が新たに授与されることになった。 

 出場選手はこれから決まることになるが、栗山監督は「他のチームの監督が名前を挙げると、その選手がすごく波に乗ってしまう」と頭を掻きながらも、パ・リーグでは「オールスターは三振のイメージ」と菊池雄星(埼玉西武)に期待を寄せ、セ・リーグでは「糸井嘉男がいいですね」と苦笑い。対する緒方監督は「オールスターをキッカケに選手が成長する。できれば、うち(広島東洋)の選手が一人でも多くオールスターに選ばれて、活躍してもらいたい」と言いながら、「僕は正直、大谷君を見たい」と故障によって2軍調整中ながら今回のファン投票用紙に「DH」でノミネートされた“怪物二刀流”の出場を懇願した。

 この日は、試合会場を本拠地とする中日のドアラ、千葉ロッテのマーくんの両球団マスコットに加えて『ふたりのばーたーです』と、昨年に続いて東京ヤクルトのつば九郎も登場。『きよみやくんはきません』と笑いを誘った。早くも大盛り上がりとなったが、栗山監督は「その年のプロ野球を表現する試合になることが多い。何かのメッセージがあるので、それをファンの方も探してもらえたらと思います。プロ野球選手になりたい、プロ野球の世界って素晴らしいなと思ってもらえるような戦いをしなければいけない。シーズン同様に全力で向かっていきたい」と意気込み満々。緒方監督も「普段は敵同士ですけど、オールスターだけはセ・リーグのファンが一体となって、パ・リーグを相手に素晴らしい戦いを繰り広げたい」と力を込めた。