■山形GKへの退場処分は妥当なのか?  物議をかもすジャッジがあった。4月3日に行なわれたモンテディオ山形対ファジアーノ…

■山形GKへの退場処分は妥当なのか? 

 物議をかもすジャッジがあった。4月3日に行なわれたモンテディオ山形ファジアーノ岡山戦のワンプレーだ。

 相手のプレスを受けながら自陣でボールを動かす山形は、右SBから中央へ立ち位置を変えていた半田陸が、GK後藤雅明へバックパスをする。これがゴールを空けていた後藤のポジションとズレてしまい、ボールは無人のゴールへ転がっていく。後藤がダイビングしながら必死に掻き出してオウンゴールを免れたものの、ここで清水修平主審がホイッスルを吹く。

 バックパスを手で扱ってしまったのだから、反則を取られるのはしかたがない。議論を呼んだのは後藤へのレッドカードだった。競技規則によると、このようなケースでは「懲戒の罰則は与えられない」とある。後藤が退場する必要はなかったということだ。

 10分過ぎから10人での戦いを強いられた山形は、それでも互角以上の攻防を繰り広げていった。しかし、後半アディショナルタイムの失点で0対1の敗戦を喫した。クラブ側は公式ツイッターに、「リーグ側に質問及び確認をお願いしています」との投稿をした。Jリーグの判断次第では、再試合になるかもしれない。

 ピーター・クラモフスキー監督が就任2年目を迎えた山形は、ボールを大切にしながら自分たちからアクションを起こすスタイルを確立している。自陣からビルドアップしていくパスワークは魅力あるものだが、ここまで1勝3分4敗と結果に結びつけることができていない。4節のヴァンフォーレ甲府戦、6節の東京ヴェルディ戦は後半アディショナルタイムの失点で追いつかれ、勝利を逃してしまった。今節もアディショナルタイムの失点である。岡山戦の判定は不運と言うしかないが、ピッチ上でのパフォーマンスの改善も急がれる。

■8戦負けなしの東京Vが2位浮上!

 今節の最注目カードは、東京ヴェルディ対大分トリニータ戦だった。ホームの東京Vは4勝3分の好スタートを切っており、大分は3戦負けなしの2連勝と状態が上向きだ。

 どちらも相手ゴールへ迫った。雨中のコンディションのなかで持ち味をぶつけ合った好ゲームは、東京Vが1対0で制す。

 決勝ゴールは前半終了間際に生まれた。43分、左SBの加藤蓮が内側のレーンへ侵入し、ペナルティエリアすぐ外からゴール右スミへ蹴り込んだ。5節から4試合連続でスタメン出場している大卒ルーキーは、「前節からシュートシーンが多くあったので、そこでクロスを選択してしまったので、あの位置で受けるときにシュートを打つと決めていました。それがゴールにつながって良かったです」と控え目な笑みを浮かながら話した。

 6節、7節と2試合連続で複数失点を喫していた守備では、プロ2年目のGK佐藤久弥が好守を見せた。Jリーグデビュー戦となった背番号41は、前半こそ硬さが感じられたものの、後半は落ち着いた対応でクリーンシートを達成した。

 チームは通算成績を5勝3分とし、勝点を18に伸ばして2位に浮上している。堀孝史監督のチームは攻守がしっかりと噛み合っており、首位の横浜FCを追走している。

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