★立大打線が毎回の14安打☆東京大vs立教大2回戦東京大 100 000 010=2立教大 001 113 14×=11【立】〇手塚、中村、中川—藤野【東】●濵﨑、溪、山下大、柴田、宮本—森田本塁打:立教大・笠松《7回ソロ》、《8回満塁》こ…

★立大打線が毎回の14安打
☆東京大vs立教大2回戦
東京大 100 000 010=2
立教大 001 113 14×=11
【立】〇手塚、中村、中川—藤野
【東】●濵﨑、溪、山下大、柴田、宮本—森田
本塁打:立教大・笠松《7回ソロ》、《8回満塁》

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 前日の1回戦で23安打18得点の猛攻で勝利した立大に、東大がリベンジを目論んだゴールデンウィーク最終日。立大は今季3試合に登板して1勝1敗、防御率4.24の手塚周(2年・福島)、東大は前日も先発して2回無失点に抑えた濵﨑貴介(2年・鶴丸)が2日連続のマウンドに上った。
 先制したのは東大。1回表に1番・宇佐美舜也(3年・桐朋)が2塁打で出塁すると、犠打で3塁に進み、相手のバッテリーミスで1点を奪った。しかし3回裏、立大は四球で出塁した熊谷敬宥(4年・仙台育英)が盗塁と犠打で3塁まで進むと、1番・寺山寛人(3年・神戸国際大附)のタイムリーで同点。続く4回に2死2、3塁から熊谷のタイムリーで逆転に成功すると、その後も着々とリードを広げると、7回には前日4打点の4番・笠松悠哉(4年・大阪桐蔭)が、東大・3番手の山下大志(2年・豊田西)のストレートに対して「遅れずにしっかり振り抜こうと思った」と芯で捉えてレフトスタンドへ今季1号ソロ。さらに笠松は8回にも2死満塁の場面で「前の打席が真っ直ぐだったので今度はスライダー系にはっていた。配球を考えられるようになった」と今度は4番手・柴田叡宙(4年・洛星)の変化球をすくい上げ、再びレフトスタンドへ叩き込む満塁本塁打。終わってみれば毎回の14安打で11点を奪う2日連続の打線爆発となった。

7回裏、レフトへ今季1号本塁打を放つ立大・笠松=神宮球場

 投げては、先発の手塚が7回を4安打1失点(自責0)、9奪三振の好投で今季2勝目。しかし、試合後の溝口智成監督は「反省の多い試合」と攻守に細かなミスが出たチームに喝。早大、明大と続く次週からの大一番に向けて手綱を締め直した。

7回4安打1失点の好投で今季2勝目を挙げた立大・手塚=神宮球場

 一方、敗れた東大は、先発の濵﨑は5回7安打も3失点と粘ったが、リリーフ陣が打ち込まれて2試合で計29失点と崩壊。打線も8回無死満塁のチャンスに奪ったのは内野ゴロの1点のみとチャンスを活かしきれず。一週空けた5月20日からの第7週・法大戦で今季初勝利を狙うことになった。

◎立教大・溝口智成監督
「反省の多い試合ですね。初回にバッテリーミスで失点して、その後の攻撃でもバントミスがあった。点差があるのでOKとしてはいけない試合です。引き締め直さないといけない。単純に打つということに関してはいい方向に来ているが、厳しい1点勝負の中で打てるかどうか。残り2カード頑張ります」
◎笠松悠哉内野手(4年・大阪桐蔭)
「(本塁打は)やっとという感じです。感触は2本目の方が良かった。(今日5打点でリーグトップの12打点については)味方が繋いで回してくれている。自分の中でも自信になりますし、それが僕の仕事だと思うので、こだわってやっていきたい。選手全員が、あと2カード(早大戦、明大戦)が一番大事だと分かっている。メンバーだけじゃなくてチーム全員で、戮力同心(りくりょくどうしん)のスローガンで戦うことが大事になる」