【UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦1stレグ パリ・サンジェルマンvsレアル・マドリード 2022年…

UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦1stレグ パリ・サンジェルマンvsレアル・マドリード 2022年2月15日(日本時間29:00キックオフ)】

 新たな銀河系軍団であるPSGが、現実的な戦い方をするようになったレアルに挑む、という構図となったビッグマッチ。PSGは守備面での不安があり、レアルが銀河系の先輩としてレッスンを施すのではないかと思われていたが、いざ激突するとあまりに衝撃的な展開となった。

 靭帯を損傷し2ヶ月以上戦列を離れていたネイマールは、この試合に間に合ったもののベンチスタート。PSGの3トップは左からキリアン・ムバッペリオネル・メッシアンヘル・ディ・マリアとなった。

 ただし、それはあくまでも守備時の形式的な表記だ。

 攻撃時には、メッシが最前線だけでなくボランチの位置から左右のライン際まで自在に動いて起点を担い、サイドバックのヌノ・メンデスとアクラフ・ハキミが高い位置を取って横幅全体を使う4トップ状態に。試合開始直後こそカゼミーロがメッシに対応したが、あまりに自由に動かれたことで捕まえきれなくなり、ボールが入ってからの受け身の守備にならざるを得なかった。

■レアルが防戦一方に

 同時に、中盤のダニーロ・ペレイラが最終ラインに下がることでトランジションに対する安定感も備えた。ダニーロは、カウンターに対しては受け手を肉弾戦で制し、慌てずに守備ができる状況ではトニ・クロースを消すことに成功。

 それによってフェルラン・メンディの前進は叶わず、出しどころが限定された状況にルカ・モドリッチのミドルパスが精度を欠く場面も目立ち、レアルは攻撃に転じてもアタッキングサードまでまともに進むことができないまま時間が過ぎていった。

 ワイドに開いたヴィニシウス・ジュニオールになんとかボールが届いても、その時には既にPSGの4-3の2列がペナルティエリアに収まるほどコンパクトに戻りきっており、前線の3人以外の押し上げがないレアルは、圧倒的な数的不利で攻撃を完遂しなければならず、カウンター主体の戦い方が機能しているとは言えなかった。

 結局、前半のレアルは枠内シュート0。シュート数そのものも僅か1本で、コーナーキックも1本だけという防戦一方の展開となった。

 後半も展開は変わらず、PSGがボールボールを持ってレアルを押し込み続ける。

 ただし、防戦一方のレアルの守備は堅かった。ダビド・アラバエデル・ミリトンのセンターバックコンビに中央を閉ざされると、メッシが起点を担う代わりにワンプレーでゴールに直結する場所でボールを持つことが少ないPSGもまたゴールが遠かった。

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