「2022年全日本卓球選手権大会」<1月24~30日/東京体育館>最終日の30日、男子シングルス準決勝で戸上隼輔(20=明治大学)が丹羽孝希(27=スヴェンソンホールディングス)をゲームカウント4-0で下し、決勝に進出した。昨年はコロナ濃厚…

「2022年全日本卓球選手権大会」<1月24~30日/東京体育館>最終日の30日、男子シングルス準決勝で戸上隼輔(20=明治大学)が丹羽孝希(27=スヴェンソンホールディングス)をゲームカウント4-0で下し、決勝に進出した。

昨年はコロナ濃厚接触の疑いで無念の棄権となった戸上。2年ぶりの4強の舞台で対するのは、9年前の覇者・丹羽孝希。次代エース候補と3度五輪出場の名手がぶつかった。

丹羽孝希 Photo:Itaru Chiba

戸上のパワーボールが小柄な丹羽の返球をはじきとばす。1ゲーム目は11-7で戸上が奪い、第2ゲームは台上の展開でも上回った戸上が11-4と連取する。

丹羽は3ゲーム目に気を吐く。サーブの立ち位置を変えつつチキータ封じに打って出るが、戸上が圧力をかけて11-9でここも取る。

戸上隼輔 Photo:Itaru Chiba

戸上は第4ゲームも止まらない。サーブでのエースも奪い、台から離れてしのぐ丹羽も、波状攻撃でつぶす。最後はフォアクロスへのドライブでノータッチエースを奪い、11-5で押し切った。

東京五輪代表の丹羽に自分の卓球をさせなかった戸上。20歳でのシングルス初優勝、そして男子ダブルスとの2冠まであと1勝となった。

【全日本卓球選手権】
<男子シングルス準決勝>
戸上隼輔 4-0 丹羽孝希
11-7/11-4/11-9/11-5

戸上隼輔と丹羽孝希 Photo:Itaru Chiba

■2022年全日本卓球選手権 試合日程・各種目ドロー