「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるバレーボールの第74回全日本高校選手権(産経新聞社など主催)は8日、東京…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるバレーボールの第74回全日本高校選手権(産経新聞社など主催)は8日、東京体育館で準決勝が行われ、男子は鎮西(熊本)が日南振徳(宮崎)に3―0で快勝した。

昨夏の高校総体王者、鎮西が2冠へ王手をかけた。初出場で4強まで勝ち上がった日南振徳を退け、頂点に立った2017年度大会以来の決勝進出。25得点と爆発した2年生エース舛本颯真(そうま)は「勝ってやるぞという気持ちでセンターコートに入った。勝ててよかった」と振り返った。

畑野久雄監督が「大会一番のアタッカー」と警戒していた相手の大砲、甲斐優斗(まさと)(3年)に思ったような仕事をさせなかった。「流れを作るとしたらブロックだと思っていた」と舛本。試合開始から甲斐への3枚ブロックを徹底した。第1セット中盤に舛本、平川天翔(てんしょう)(2年)がブロックを決め一気に流れをつかんだ。

ブロックによる得点は6と、日南振徳の9より少なかったが「きっちり止められなくても、次の攻撃に展開する練習をしてきた」とセンター平嶋晃(3年)。甲斐ら相手の強打をブロックにかけて弱め、粘り強く拾ってつないだボールを、舛本、平田悠真(2年)らが打ち切った。昨夏の高校総体準々決勝ではフルセットにもつれこんだ九州のライバルを圧倒し、ストレートで破った。

昨年末、母校に顔を出した前回優勝メンバーのエース水町泰杜(たいと)(現早大)から「頑張れよ」とエールを送られたという。憧れの選手に水町を挙げる舛本は「絶対に日本一を取る。自分に上がってきたボールは全部決めて、水町さんに並びたい」と力強く宣言した。気を緩めることなく2冠へ突き進む。(川峯千尋)