第74回全日本バレーボール高校選手権第2日(6日、東九州龍谷1-2共栄学園、東京体育館)女子で、共栄学園(東京)が前々回…
第74回全日本バレーボール高校選手権第2日(6日、東九州龍谷1-2共栄学園、東京体育館)女子で、共栄学園(東京)が前々回優勝の東九州龍谷(大分)に逆転で勝利し、3回戦に進出した。
第1セットを18-25で落としたが、粘りを見せた。エースの堤亜里菜(3年)がスパイク、ブロックなどを次々決めた。第2セットを25-17、第3セットも一進一退の攻防が続く中、堤が攻守に活躍。最後はこの日、42得点目のアタックで25-21。1時間7分に及ぶ名門校同士の対決を制した。
春高開幕前日の4日に、左足首を捻挫した扇谷(おうぎや)光憂(3年)も戦列復帰。万全ではない中でも、レシーブなどで度々、チームを救った。堤は「(皆が)フォローしてくれるし、エースとしてやらなきゃいけなかった。勝てて本当にうれしい」と白い歯をこぼした。全員で勝ち取った試合に、中村文哉監督は涙を流して喜んだ。
前々回優勝校を破り、自信を深めた。堤は「日本一を取りたい」。中村監督は「自分たちのプレーができれば戦える」と言葉に力を込めた。