「ジャパネット杯 春の高校バレー」第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(来年1月5日開幕、東京体育館、サンケイス…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(来年1月5日開幕、東京体育館、サンケイスポーツなど主催)の注目選手を紹介する連載(全3回)の第2回は、女子で夏春2冠を狙う下北沢成徳(東京)の古川愛梨(2年)。2012年ロンドン五輪銅メダルチームのエースで高校の先輩、木村沙織さんに見いだされた〝本家・沙織2世〟は、名伯楽の下で成長を目指す。
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初めて春高の舞台に立つ古川。「苦しいときでも自分の持ち味のアタックで相手ブロックに当てて飛ばしたい」と、チームへの貢献を誓う。
鹿児島生まれの古川を下北沢成徳に導いたのは憧れの木村さんだった。
出会いは中1の春。地元での講習会で、講師役の木村さんに「成徳に行ってみない?」と声をかけられ「すごくうれしかった」。一方、木村さんは「鹿児島にすごい子がいますよ」と恩師の小川良樹監督に伝えていた。
ほどなく古川は日本中学選抜に選ばれる。「翌年の選抜合宿で初めて見た。すでに183センチあり、プレーは何でもできた」と小川監督。
手足の長さなど体形も高校時代の木村さんを思い起こさせる。ただ、付属中で高校生と練習やトレーニングを重ねていた当時の木村さんに比べて体力不足。成徳伝統のトレーニングで鍛えられ、「練習できる体になったのは、この夏を過ぎてから」と小川監督はいう。
今夏の高校総体で優勝の原動力だったが、「練習してきたことが全然出せなかった」と古川。12月の全日本選手権1回戦ではVリーグ2部・浜松の高いブロックに強打を当ててはじかせ、チームを勝利に導いた。目指すプレーができて「自信になった」と手応えも。
春高では「挑戦者の気持ちを忘れず、成長したところを見せたい」。成長途上の〝沙織2世〟は前を見つめる。(只木信昭)
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■古川 愛梨(ふるかわ・あいり)2004(平成16)年4月7日生まれ、17歳。鹿児島県霧島市出身。小学3年で競技を始め、姶良(あいら)市立加治木中2年時にJOC杯全国中学選抜大会で最優秀選手賞。中3でオリンピック有望選手、U17/18代表候補。東京・下北沢成徳高では2年夏の高校総体で主力として全国制覇。184センチ、最高到達点300センチ。