春の高校バレー長野県大会女子決勝は、都市大塩尻が持ち前の攻撃力を発揮し、松商学園をストレートで下した。4年連続9回目の優勝を果たし、全国切符を掴んだ。都市大塩尻の基本戦術は、セッターのトスアップに合わせアタッカー全員が同時に動き出す&ldq…

春の高校バレー長野県大会女子決勝は、都市大塩尻が持ち前の攻撃力を発揮し、松商学園をストレートで下した。4年連続9回目の優勝を果たし、全国切符を掴んだ。

都市大塩尻の基本戦術は、セッターのトスアップに合わせアタッカー全員が同時に動き出す“シンクロバレー”だ。フェイントで相手のブロックをずらす時間差攻撃などに比べ囮の人数が多いため、より的を絞りづらくさせる効果がある。
県大会では、シンクロ攻撃の要と言えるセッター藤澤歩夢と、3年生エース伊藤舞理凛ら破壊力抜群のアタッカー陣による高速コンビネーションで、全試合ストレート勝ちと圧倒的な強さを見せて勝ち上がっていった。

女子バレー部を率いるのは、今井一仁監督。2018年の就任以来、毎年チームを春高の舞台へと導いてきた気鋭の将だ。今季はインターハイで初戦敗退と苦杯を舐めたが、日本一の目標は下げることなく状態を仕上げてきた。

長い春高バレーの歴史の中でも、女子の長野県勢が頂点に立ったことはない。磨き上げた攻撃力で厚い壁を崩し、悲願の優勝旗を故郷へ持ち帰ることができるか注目だ。

 

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