現地16日にエキシビション大会「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオン…
現地16日にエキシビション大会「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」(UAE・アブダビ/12月16日~12月18日/ハードコート)が始まり、男子では世界ランキング14位のデニス・シャポバロフ(カナダ)と元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)が準決勝に進出。そして女子では世界10位のオンス・ジャバー(チュニジア)が優勝した。スポーツウェブメディア Sportskeedaなどが伝えている。【実際の動画】ナダルとの対戦について語るマレー【実際の投稿】ジャバーの優勝を大会公式Twitterが祝福
6人の選手が優勝を争う男子では、1回戦でシャポバロフが世界23位のテイラー・フリッツ(アメリカ)、マレーが世界25位のダニエル・エバンズ(イギリス)にそれぞれ勝利し準決勝へ駒を進めた。
シャポバロフは、互いにサービスゲームをキープし合って迎えた第7ゲームで先にブレークに成功。直後のゲームでフリッツが得た4度のブレークチャンスをしのぐと、一気に10ゲームを連取し、6-3、6-0の快勝を収めた。勝利したシャポバロフは準決勝で世界5位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。
もう一つの1回戦では、マレーとエバンズが対戦。マレーは最初のサービスゲームで相手に2度のブレークチャンスを与えるも、なんとかキープ。第4ゲームで得たチャンスを自分は決め、3-1とする。その後さらにもう1回ブレークして第7ゲームでセットポイントを握るが、エバンズに粘られる。それでも6-3で第1セットを取り、第2セットでも先にブレーク。5-2で迎えた第8ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチを制して6-3、6-2で試合を締めくくり、ラファエル・ナダル(スペイン)の待つ準決勝への進出を決めた。
ナダルとマレーが最後に対戦したのは2016年の「ATP1000 マドリード」準決勝で、この時はマレーが勝利。久々に対戦することになったことについて、マレーは「ラファとはビッグトーナメントでも何度もいい試合をしてきた。今回また対戦できるのは素晴らしいね。面白い試合になるだろう。二人ともおじさんにしてはいいプレーを見せられればいいね」とジョークを交えて語っている。ツアーではマレーの7勝17敗、一方このアブダビ大会ではこれまで2回対戦し、いずれもマレーに軍配が上がっている。
そして1試合だけ行われる女子では、ジャバーが世界23位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)に逆転勝利。全米女王である世界19位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が新型コロナウイルス陽性で直前で離脱したことを受けて急遽出場することになったジャバーだが、「アブダビのテニスファンのみなさんに最高のショーをお届けできるように全力を尽くすわ」 という言葉通りのパフォーマンスを披露。ドロップショットやロブ、逆スピン、股抜きショットなどで観客を沸かせる。
序盤は相手の倍近いアンフォーストエラーの多さが響いて第1セットを落としたジャバーだが、第2セットでドロップショットやロブを多用。すると翻弄されたベンチッチの足が止まり始める。相手の裏をかくようなプレーを連発するジャバーが5ゲームを連取し、最終的に6-3で第2セットを取る。
セットカウント1-1となり、勝負の行方は10ポイントのタイブレークで決まることに。引き続き勢いに乗るジャバーがミニブレークを重ね、9-5でマッチポイントを握る。そこからベンチッチが3本しのいで8-9と追い上げるが、最後はベンチッチのショットがロングとなり、ジャバーが4-6、6-3、[10-8]で優勝した。
アラブ系として初出場して栄冠を手にしたジャバーは「これからも記録を更新し続け、自分は世界トップ10にふさわしいことを示していきたい。私に続く形でもっとアラブの選手が台頭してくるといいわね」と述べている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2019年「全豪オープン」でのマレー
(Photo by Julian Finney/Getty Images)