浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、10日に定例会見を行い、12日に行われる天皇杯の準決勝について、試合の展望を語…

 浦和レッズリカルド・ロドリゲス監督は、10日に定例会見を行い、12日に行われる天皇杯の準決勝について、試合の展望を語った。

 準決勝の相手はセレッソ大阪ルヴァンカップの準決勝でも対戦したため、今季の対戦はこれで5度目となる。ルヴァンカップの準決勝はホームとアウェーの2戦の合計で突破が決まるが、C大阪に2戦ともゴールを決められ、浦和は準決勝で敗退した。 

 一方、天皇杯は一発勝負。しかし、浦和は2試合連続で無得点に終わっている。リカルド監督はこのことについて、

「一発勝負はもちろん、どのような試合でもサッカーでは先に点を取った方がアドバンテージを得る。先制点は大切だが、いかなる状況であっても闘い続けることが重要だと思う。リードしていても油断をしない、リードされていても闘い続けることが必要。選手たちはこのようなノックアウト方式の決戦を何度も戦ってるので、ストレスがかかった中での戦い方は分かっていると思います」

 と話す。

「準備自体はいつも通りだが、試合の形式が違うことによって、実際に試合が始まったときに違ったところが見られるはず。たとえば、ルヴァンカップの場合はホーム&アウェイなので、1試合目をプレーしている時にも、2試合目のことが頭のどこかにあると思う。

 今回は、同点の場合は延長も含むが、90分の1試合で決定する場合は、集中力がさらに高まると思います。今までの天皇杯の試合を見ても、選手たちはスイッチが入って、高いレベルでプレーしていたので、それがもう一度見られることを期待している」

 と、選手たちへの信頼を寄せた。

■リカルド監督「レッズには天皇杯の文化がある」

 浦和はリーグ戦でも上位争いを繰り広げていたが、結局、今シーズンは6位で終えることになった。特に、11月7日に行われた第35節の鹿島戦は大きなターニングポイントとなった。当時、同じ勝ち点で並んでいて、来季のACL出場権が与えられる3位以内を狙うにあたっては絶対に負けられない直接対決だったが、0-1で敗戦。この結果、3位フィニッシュの可能性が遠のいた。

 リカルド監督は、

「リーグ戦で鹿島に負けた後の1か月間、このチームには頭の片隅に、天皇杯からACLに進むんだという気持ちがあったと思います。レッズの歴史を見ても、天皇杯の文化があると感じる。鹿島戦のあとも、計算上、4位でリーグを終える可能性は残っていたが、全員が天皇杯のことを意識し始めていて、私たちのカレンダーでは12月12日には赤線が引かれていた。ここで勝って決勝に行くんだということが、全員の頭の中にありました」

 と話す。

 鹿島戦が開催された時期には、ケガ人が相次いでいたが、最終節の名古屋戦では調整が続いていた選手たちが先発に復帰したことはチームにとっても明るい材料となった。また、準決勝がホームの埼玉スタジアムで行われることも大きい。感染症対策後、今回初めて収容率100パーセントで試合が行われるため、浦和のサポーターが多く駆け付けることが予想される。

 リカルド監督は、

「リーグ戦の残り2試合では、メンバーなどをいろいろと試した試合になったし、選手たちは準決勝に向けて最高のレベルを見せてくれる準備をしてきている。この試合では、まず勝つことが大事。中立開催ではあるが、会場はいつも我々がプレーしている埼玉スタジアムなので、たくさんの方に来ていただき、応援していただきたいと思っています。ファンやサポーターの方々の後押しが選手たちのエネルギーや自信につながり、プラスアルファの力を出すことができるので、この重要な試合でそのような光景を期待しています」

 と、熱い声援を呼びかけた。

「ここで勝って、決勝に行って、ファンやサポーターの方々に希望を感じてもらいたいし、元気を取り戻してもらいたい。闘う姿、良いプレー、自分たちのスタイルといったものを見せながら、まずは19日に国立競技場に行くことを一番に考えている。もちろん、国立で優勝して祝いたいと思っています」

 浦和対セレッソ、天皇杯の準決勝は12日16時キックオフ。浦和は、19日の決勝に駒を進めることができるか。 

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