12月5日、中京競馬場でGⅠチャンピオンズC(ダート1800m)が行なわれる。 今年はGⅠフェブラリーSの勝ち馬インテ…

 12月5日、中京競馬場でGⅠチャンピオンズC(ダート1800m)が行なわれる。

 今年はGⅠフェブラリーSの勝ち馬インティとカフェファラオ、昨年の同レース勝ち馬チュウワウィザード、今年のGⅠ桜花賞を勝ったソダシが出走。さらに地方交流GⅠでは、川崎記念、かしわ記念のカジノフォンテン、JBCクラシックのケイティブレイブ、マイルCS南部杯のサンライズノヴァ、ジャパンダートダービーのダノンファラオ、帝王賞のテーオーケインズと、実に9頭のGⅠ/地方交流GⅠ馬が揃った。

 今年の古馬ダートGⅠ/地方交流GⅠ戦線も、チャンピオンズCとGⅠ東京大賞典(12/29、大井)を残すのみ。これまでのレースを血統面から振り返ってみると、エーピーインディ系の活躍が印象的だった。



シリウススSで重賞初勝利を果たしたサンライズホープ

 まずは船橋のカジノフォンテン(父カジノドライヴ)が、川崎記念(川崎/ダート2100m)とかしわ記念(船橋/ダート1600m)を連勝。さらに帝王賞(大井/ダート2000m)はテーオーケインズ(父シニスターミニスター)が勝利し、上半期の地方交流GⅠレースをエーピーインディ系が完全制覇した。さらに秋に入ると、ミューチャリー(父パイロ)がJBCクラシック(金沢/ダート2100m)を勝利している。

 カジノドライヴとパイロにとっては産駒の地方交流GⅠ初制覇。シニスターミニスターにとっては2019年JBCレディスクラシックのヤマニンアンプリメに続く2頭目だが、牡馬では初の地方交流GⅠ馬となった。今年はまさに「エーピーインディ系ブレイクイヤー」と言えるだろう。

 今年のチャンピオンズCにも、前述のカジノフォンテン、テーオーケインズを含む5頭のエーピーインディ系がエントリー。今回はそのなかから、マジェスティックウォリアー産駒のサンライズホープ(牡4歳/栗東・羽月友彦厩舎)に注目したい。

 同馬は2歳時の11月に新馬戦で勝利すると、3歳5月に2勝目、12月に3勝目を挙げ、今年4月の灘S(阪神/ダート2000m)を勝ってオープン入り。続く三宮S(中京/ダート1800m)も勝ち、GⅢプロキオンS(小倉/ダート1700m)6着を挟んで、前走のGⅢシリウスS(中京/ダート1900m)で重賞初制覇を果たしてここに臨む。

 そのシリウスSは好位2、3番手から早めに抜け出し、外から襲いかかるウェスタールンドをアタマ差抑えるという辛勝だったが、今回と同じ条件の三宮Sは2馬身半差の完勝で、逃げても控えても競馬ができる自在性は大きな武器になりそうだ。また、父マジェスティックウォリアーの産駒もこの中京ダート1800mは得意条件で、過去1年ではヘニーヒューズと並ぶ5勝で最多タイを誇っている。

 前述した同世代のテーオーケインズも、今年4月にGⅢアンタレスSで重賞初制覇を飾ると、4番人気で出走した帝王賞では、1番人気オメガパフューム(5着)と2番人気チュウワウィザード(6着)の凡走にも助けられたが、3馬身差の圧勝で地方交流GⅠホースとなっている。成長著しい4歳馬、初めて重賞を勝った勢いは軽視できないものだ。馬名の「ホープ」に相応しい走りに期待したい。

 もう1頭、エーピーインディ系からパイロ産駒のメイショウハリオ(牡4歳/栗東・岡田稲男厩舎)にも注目だ。

先行力のサンライズホープに対し、こちらは力強い末脚が武器。重賞初制覇となった前走のGⅢみやこS(阪神/ダート1800m)では、ごちゃつく馬込みを力強く割って伸び、混戦に強そうな勝負根性を感じさせた。こういうタイプはGⅠのようにレースレベルが上がり、先行争いが厳しくなった時に展開がハマって"漁夫の利"を得ることも多い。

 以上、今年のチャンピオンズCはエーピーインディ系の2頭、サンライズホープとメイショウハリオの2頭に期待する。