前編ではコントレイル、シャフリヤールの明暗分かれるデータについて取り上げたが、後編ではデータ面から浮上する穴馬候補2頭を取り上げる。
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■データが導く2021ジャパンカップの穴馬候補は
<穴候補1 キセキ>
2018年の同レース2着馬。当時はアーモンドアイ相手に完敗を喫したものの、驚愕のレコードを生み出したケレンミのない逃げは見るものの心を打った。そんなキセキに追い風となるデータをここではご紹介したい。
・年齢7歳以上×馬番5番以内×過去のジャパンカップ4着内あり【0-0-2-1】
この条件を満たしたジャガーメイル、トーセンジョーダンは10人気以下で3着。スワーヴリチャードやシュヴァルグラン、キタサンブラックをはじめジャパンカップには“リピーターレース”の傾向があるのだ。さらに補足すると、前述のリピーターはすべて馬番5番以内。枠の利を得た今回、キセキから目が離せない。
<穴候補2 オーソリティ>
穴馬と呼ぶにはやや人気寄りの印象だが、この馬もデータ面での上積みが大きい1頭だ。
・秋の東京芝成績【2-0-0-0】
これまで馬券外に敗れた3戦中2戦が冬の中山芝。残る1戦は関西圏の天皇賞(春)となっており、比較的すごしやすい秋競馬ではまったく大崩れがない馬だ。一線級の相手では苦戦傾向にあるものの、今回は今年のGI成績【5-6-1-5】馬券内率70.6%を誇るC.ルメールが鞍上。これ以上ない後押しを得て大物喰いを目論む。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。