【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・11/13 デイリー杯2歳S(G…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・11/13 デイリー杯2歳S(GII・阪神・芝1600m)
外から伸びたセリフォスが内のソネットフレーズをクビ差抑え、無傷の3連勝を飾りました。GIII→GIIと連勝したことで2歳牡馬チャンピオンに向けて大きく前進し、次走の朝日杯フューチュリティSでは人気を背負うことになりそうです。
父ダイワメジャーは2歳戦の強さに定評があり、これまで種牡馬として11世代をデビューさせていますが、2歳重賞を勝てなかったのはわずか2世代しかありません。デイリー杯2歳Sは2018年のアドマイヤマーズ以来2回目の制覇です。
母シーフロントはフランスで走り、ジャンロマネ賞(仏G1・芝2000m)で4着という成績があります。母の父ルアーヴルは仏ダービー馬。種牡馬としてアヴニールセルタン、ラクレッソニエール(いずれも仏二冠牝馬)、プールヴィル(フィリーズレビュー)といった活躍馬を出しています。
異系の血で構成されながら日本の高速馬場にも適性があるため、母の父としても優秀で、JRAでデビューしたわずか11頭からデゼル(阪神牝馬S)、セリフォスと2頭の重賞勝ち馬が出ています。デゼルの母アヴニールセルタンと、本馬の母シーフロントは、いずれも母方にソヴィエトスターを抱えており、配合構成も似ています。
ルアーヴルの3代父ブラッシンググルームは、ダイワメジャーと有名なニックスの関係にあり、この組み合わせからメジャーエンブレム(阪神JF、NHKマイルC)、コパノリチャード(高松宮記念)、ロジチャリス(ダービー卿CT)をはじめ多くの活躍馬が出ています。豊かな将来性を感じる好配合馬です。
◆今週の血統注目馬は?
・11/20 晩秋S(3勝クラス・東京・ダ2100m)
東京ダ2100mと相性のいい種牡馬はマジェスティックウォリアー。このレースには3歳馬ハンディーズピークが登録しています。
同産駒が東京ダ2100mで走った回数は15回と少ないのですが、連対率26.7%と優れた成績を挙げており、登録馬22頭の父のなかではトップの成績です。ハンディーズピークはここまで5戦3勝。前走のレパードS(GIII)は5着と健闘しました。3勝クラスでも十分やれるでしょう。
(文=栗山求)