「春の高校バレー」として行われる第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会の群馬県予選会(県バレーボール協会、産経新聞…

「春の高校バレー」として行われる第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会の群馬県予選会(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)が24日、開幕し、前橋、桐生、渋川各市の3会場で女子の1回戦14試合を行った。来年1月5日から東京体育館(東京都渋谷区)で開催される全国大会の出場切符をかけた熱戦が始まり、桐生や吾妻中央、東農大二、前橋女などが勝ち上がり、中央中等は前橋育英と接戦の末、2回戦に駒を進めた。

新型コロナウイルス感染予防のため今大会も各会場とも無観客で実施する。昨年の大会は9月に1次ラウンドを先行実施したが、今年は決勝戦を行う11月6日まで週末の4日間で行う。30日の2次ラウンドは男子が1回戦7試合、2回戦8試合を、女子は2回戦、3回戦を各8試合行い、ともに16強まで絞り込む。

【女子】

▽1回戦

桐  生 2 25-11 0 嬬  恋

25-10

伊勢崎清明2 25-5 0 太田東

25-9

前橋西  2 25-15 0 新島学園

25-5

桐生清桜 2 25-12 0 新田暁

25-11

利根商  2 25-9 0 市太田

25-6

高崎北  2 25-3 0 共愛学園

25-3

吾妻中央 2 25-7 0 高崎経大付

25-20

渋川青翠 2 25-23 1 尾  瀬

24-26

25-13

東農大二 2 25-17 0 勢多農林

25-11

中央中等 2 25-22 1 前橋育英

21-25

25-20

前橋商  2 25-17 0 利根実

25-16

前橋女  2 25-19 0 館林商工

26-24

館林女  2 25-12 0 藤岡北・藤岡中央・四ツ葉

26-24

渋川女  2 25-7 0 樹  徳

25-20

コロナで統一練習できず…3校合同チーム粘るも力尽き

藤岡中央、藤岡北、四ツ葉の3校による大会唯一の合同チームは、館林女相手に第2セットで先行するなど粘ったものの、最後は力尽きた。

新型コロナウイルスの感染蔓延(まんえん)による影響は各チームとも受けているが、各校に選手が3人ずついる合同チームの場合、6月の高校総体県予選以降、第5波の影響で合同練習自体ができなくなり、9人が顔を合わせたのは大会前日の23日が初めてだった。

「なかなか辛い期間でしたね。学校の距離が近い2校(藤岡中央と藤岡北)は一緒に練習できたけれど、ウチの生徒は3人だけでサーブレシーブやパスの練習を続けました」。四ツ葉の中山友嵩(ゆたか)監督は振り返り、厳しい制約下で善戦した選手たちをねぎらった。

9人の中で唯一、3年生の藤岡中央の宮本ひかる主将は「ほとんど、ぶっつけ本番。試合の中でコンビネーションを確認しながら理解を深めていきました」。第1セットを大差で落としながら第2セットを粘れたのは、主将の声かけで理解を深めた成果でもあった。

合同チームという特異な環境にコロナ禍がのしかかってきた2年。悔しいはずだが、「こんな環境だからこそ互いに理解し合おうとコミュニケーション能力が鍛えられました」と笑う。「2年生もいるので後を託します。最後まで戦えたし、悔いはありません」

試合しながら強化の苦しさ

「できればフルセットで、やりたかった」。ストレートで館林商工を下した前橋女の木暮弘監督は、そう語った。というのも、コロナ禍で試合慣れしていない選手は「試合中もベタ足で、ボールウオッチャーになっている」。試合をしながら強化せざるを得ないという実情を伺わせた。

入学後にバレーを始めたという2年生エースの宮城由美は、コロナによる2年連続の規制で一度も夏合宿を経験できなかった。「楽しみにしていたので残念。前橋女は進学もあり文武両道ですが、それでも今大会は何とかエースとして、みんなを安心させられるプレーをしたいです」と次戦に向け、前向きに話した。