今回のtotoではJ1第33節の9試合とJ2第35節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析…
今回のtotoではJ1第33節の9試合とJ2第35節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
首位の川崎フロンターレ、さらに2位の横浜F・マリノスと、上位2チームは抜け出した感がある。だが、来季ACL出場権をめぐる3位争いや、J1残留サバイバルレースは激しい争いが続いている。
特に熾烈なのがJ1残留争いだ。今回は、ライバル同士の直接対決が2つある。
前々節に降格圏を脱出した徳島ヴォルティスだが、難敵との対戦を迎える。連勝で18位へと浮上した大分トリニータとホームで対戦するのだ。
両チームは今季、すでに3度対戦している。J1開幕戦での激突では1-1で引き分け、ルヴァンカップのグループステージでは大分が1勝1分と勝ち越した。
気になるのは、過去の対戦だ。通算ではどちらから見ても5勝5分5敗とまったくの五分なのだが、何と今回対戦する徳島のホームでは大分が4勝3敗と勝ち越しているのだ。
最近の結果を見ても、湘南ベルマーレに5点を献上した徳島よりも、ここ5試合のうち4試合でゴールを許さず、2試合連続完封勝利の大分に分があるとみる。ここは大分の勝利、つまりは順位逆転を予想する。
さらに言えば、大分は降格圏を脱出すると予想する。もうひとつの残留直接対決、湘南ベルマーレと横浜FCの結果が関係してくるからだ。
大分が徳島に勝利したとしても、湘南が横浜FC相手に勝てば勝ち点を31へと伸ばし、大分の上に立つ。だが、そうはならない予感がするのだ。
湘南には今週、うれしいニュースが届いた。来週に行われるU-23アジアカップ予選に臨むU-22日本代表に、田中聡と畑大雅が選出されたのだ。
ただし、湘南にとっては難しい選択でもあったはずだ。U-22日本代表は22日からトレーニングを開始する。つまり、田中と畑は横浜FC戦に出場できないのだ。
田中はすでに湘南の主力で、畑もぐんぐんと存在感を高めている。その2人の欠場は、湘南にとっては痛い。
対する横浜FCは鹿島アントラーズに続いて、徳島からは5ゴールを挙げて連勝。明らかに調子は上向いており、選手を快く送り出した湘南の「漢気」「選手ファーストの意識」は、裏目に出てしまう可能性がある。すぐさまの脱出とはいかないが、横浜FCが残留へ向かい大きな勝ち点3を取ると予想する。
そうなると焦ってくるのが、16位の徳島と勝ち点2差の17位に立つ清水エスパルスか。
今節の相手は川崎と苦しいものだが、最初から気を落とす必要はないかもしれない。直近5度の対戦では3敗しているが、2引き分けも記録。川崎のホームでの対戦でも、4勝7分8敗とそう悪くない戦績だ。引き分けの目は、十分にあるだろう。
J2でも、上位が楽に勝つとは限らない。首位のジュビロ磐田は、今節戦う愛媛FC相手に4勝3分。負けてはいないものの、今回対戦するホームでは2試合連続で引き分けている。2位の京都サンガF.C.も、レノファ山口にアウェイよりホームで分が悪い。2勝3分と負け越しているのだ。
磐田と京都が抜け出しつつあるJ2だが、ラストスパートを前に波乱が起きてもおかしくはない。
今回のtotoの購入締切は10月23日で、インターネット販売は13時50分、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分となっている。