ゲームにどっぷりハマッてしまったという影山優佳さん ひとたびサッカー番組に出演すれば、国内リーグから海外リーグまでも網羅する膨大な知識で、見る人を驚かせる日向坂46の影山優佳さん。アイドルとしての魅力もさることながらサッカーの熱烈なファンと…



ゲームにどっぷりハマッてしまったという影山優佳さん

 ひとたびサッカー番組に出演すれば、国内リーグから海外リーグまでも網羅する膨大な知識で、見る人を驚かせる日向坂46の影山優佳さん。アイドルとしての魅力もさることながらサッカーの熱烈なファンとしても知られており、最近ではサッカー関連のeスポーツイベントにも出演し活動の幅を広げている。

 今回は影山さんに、ゲームやeスポーツとの関わりについて聞いた。トップアイドルの影山さんは今、熱気が高まるeスポーツに対してどんな印象を持っているのだろうか。

――影山さんはふだんからゲームをプレーされていますか。

 はい。子供の頃はよくゲームセンターに連れて行ってもらっていて、当時流行っていた100円を入れるとカードが出てくるタイプのゲームでよく遊んでいました。私は不器用なのでなかなかゲームがうまくならなかったんですが、カードを集めることが楽しかったのを覚えています。

――家庭用ゲーム機などはプレーしていましたか。

 子供の頃はあまり遊んでいませんでした。大人になってからはサッカーゲームやバトルロイヤル系のゲームで遊ぶようになりましたね。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出を自粛するようになってからは、おうちでよくゲームをするようになりました。

――いざ家でもプレーするようになると、ハマったりしませんか。

 何事も突き詰めたくなる性格なので、どっぷりハマってしまいましたね(笑)。

――影山さんは頭脳明晰な印象があります。ふだんから物事をよく考えるほうですか。

 小さい頃から考えごとをするのは好きですね。何か意識して考えごとをしているというよりは、いつの間にかいろんな思考が頭に浮かんでしまう感じです。時には考えごとをしすぎて、寝つけなくなってしまうこともあります(笑)。この前も、蜂の飛行の法則性のことを考えていたら、頭のなかでずっと蜂が飛び回っているような感覚になって、そのせいで1時間近く寝つけませんでした。

――想像力も豊かなんですね。

 そうかもしれません。ゲームでは不器用な自分でも、考え方次第でいろんなことを解決できるので、そういう瞬間がとても楽しいです。

――ゲームのストーリーなども、自分の頭のなかで膨らませるタイプですか。

 RPGだと、自分が操作しているキャラクターの設定やバックボーンを勝手に考えたりしちゃいますね。想像が膨らみすぎると感情移入しちゃうので、エンディングが悲しかったりすると、ひとり家のなかでしんみりすることもあります(笑)。

――影山さんは負けず嫌いな印象もありますが、ゲームのなかでもそうなんでしょうか。

 私は自分へのハードルを高めに設定してしまう傾向があって、そのせいで負けず嫌いになってしまうんです。たとえばゲームで負けてしまったとしても、負けたこと自体が嫌なわけではなくて、練習の成果をしっかり出せなかった自分に悔しさを感じて、自分を責めてしまったりします。

――そういう悔しさはどうやって乗り越えるんでしょうか。

 練習あるのみですね。自分が納得いくまで練習するのが一番の解決策だと思います。

――日向坂46のメンバー同士でゲームをプレーすることはありますか。

 メンバーでいうと、丹生明里ちゃんや山口陽世ちゃんがゲーム好きなので、彼女たちが中心になってオンライン上で一緒にゲームをすることがあります。

 他には、最近メンバー内で謎解きゲームが流行っていますね。本やインターネットから謎解きの問題を見つけてきたり、お互いに作った問題を出し合ったりして、誰が一番早く解けるかを競うんですけど、これがすごく楽しいんです。

――何がきっかけでメンバー内で流行り始めたんでしょうか。

 私がきっかけです。私は小さい頃から雑学や謎解きが好きなんですが、この前とある番組で私が作った謎解きをみんなに解いてもらう機会があったんです。その番組以降、みんな謎解きにハマってくれて、今では大ブームになっています。

――影山さんはどんな問題を作るんですか。

 みんなが楽しめるように、身近なものを題材にして問題を作ったり、直観やひらめきで解けるような問題を作ったりしています。問題を作るのにもいろいろな工夫が必要で、それがすごく楽しいんです。この前はメンバーの名前の頭文字を使った問題を作ってみたんですが、これがすごく好評で、みんな楽しく解いてくれていました。

――ゲーム作りの才能もありそうですね。

 どうでしょう(笑)。でも確かにRPGなどを遊んでいる時は、制作者の意図をよく考えてしまいますね。ここの罠に引っかかってほしいのかなとか、先にこっちに行ってほしいのかなとか。

――ゲームであからさまな罠があったら、自分から引っかかりに行くタイプですか。

 心に余裕があれば、ですね(笑)。余裕がない時はスルーしちゃうかもしれません。

――最近はeスポーツの番組なども増えてきていますが、影山さんはeスポーツに興味はありますか。

 以前からサッカーのeスポーツ関連でいろいろとお仕事をいただいています。プロゲーマーの方々と接する機会も増えて、「eスポーツってこんなにアツいんだ!」と毎回驚かされてます。試合後のインタビューなどで負けてしまった選手にお話を聞くこともあるのですが、その険しい表情や言葉が出ないほど悔しがっている姿を見ると、本当に人生をかけてプレーしていらっしゃるんだなと感じます。努力を惜しまない選手たちの姿を見ていると、とても尊敬できますし、eスポーツもスポーツのひとつなんだなと実感しますね。

――今後ゲームとはどのような関わり方をしていきたいですか。

 ゲームのすばらしいところは老若男女が一緒に楽しめて、ゲームを通じてさまざまな人に出会えるところだと思っています。今後ゲーム関連のお仕事をいただければ、ゲームの魅力を見ている人に伝えるのはもちろんとして、ゲームを通じてアイドルの魅力であったり、サッカーの魅力であったり、そういったものも一緒に発信していきたいと思っています。

【Profile】 
影山優佳 かげやま・ゆうか 
2001年、東京都生まれ。日向坂46一期生。2016年、けやき坂46(19年に日向坂46に改名)のオーディションに合格。学業専念のため活動休止を経て、20年に活動再開。小学生時代には地元サッカークラブでプレー。サッカーに関する幅広い知識を持ち、テレビや雑誌などのサッカー関連企画への出演のほか、eJリーグの番組などにも出演。日向坂46オフィシャルサイトでJリーグチームを紹介するブログ「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」を連載中。